2024年4月24日 5時31分
ダウ平均は続伸 調整に一服感が広がる IT企業の決算待ちの雰囲気も=米国株概況
NY株式23日(NY時間16:21)(日本時間05:21)
ダウ平均 38503.69(+263.71 +0.69%)
S&P500 5070.55(+59.95 +1.20%)
ナスダック 15696.64(+245.33 +1.59%)
CME日経平均先物 37930(大証終比:+380 +1.00%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。IT・ハイテク株も買われ、ナスダックは大幅高となった。前日の買い戻しで、これまでの調整に一服感が広がっていたようだ。インフレ上昇の粘着性への懸念とFRBの利下げ期待後退から、米国債利回りが再上昇し、それがIT・ハイテク株といった成長株を圧迫していたが、前日の動きで安心感が広がっている。また、銀行や自動車など物色の矛先も広がっているようだ。
本日の引け後からIT大手の決算が始まり、それに対する市場の反応を見極めたい雰囲気も強い。今週はGDPやPCEデフレータといった指標も控えており、そのれも確認したい意向も強そうだ。
ただ、まだ十分に株式のエクスポージャーが調整されたわけではないとの指摘も出ている。モメンタム戦略をとる商品投資顧問業者(CTA)は今後1週間、市場がどう動こうとも株式を売却するモデルになっていると思われるとの指摘も出ていた。機関投資家のヘッジ需要も株式の一段安に備えている兆しが出ているという。
GM<GM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正した。米国でのピックアップ・トラックの販売が好調だった。
メタバースを使った若年層向けゲーム開発などを手掛けるロブロックス<RBLX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の41ドルから48ドルに引き上げた。
ペプシコ<PEP>が決算を受け下落。海外は好調だったものの、北米での販売量の落ち込みがそれを相殺した。
バイオ医薬品のアビオナ・セラピューティクス<ABEO>が急落。同社の希少結合組織障害治療薬がFDAから承認されなかった。
鉄鋼のニューコア<NUE>が決算を受け下落。第2四半期について、第1四半期比で減益を見込んでいる点が嫌気されている。主に製鉄部門が不調が見込まれ、平均販売価格の低下が影響するとしている。
クラウドのハシコープ<HCP>に買いが強まった。IBM<IBM>が同社の買収で合意に近いと伝わった。数日中にも合意が完了する可能性があるとしている。
GEエアロスペース<GE>が決算を受け上昇。通期ガイダンスで営業利益の見通しを上方修正した。
GM<GM> 45.10(+1.89 +4.37%)
ロブロックス<RBLX> 36.30(+1.34 +3.83%)
ペプシコ<PEP> 171.22(-5.24 -2.97%)
アベオナ<ABEO> 3.41(-3.95 -53.67%)
ニューコア<NUE> 174.64(-16.99 -8.87%)
ハシコープ<HCP> 29.15(+4.60 +18.74%)
IBM<IBM> 182.19(+0.29 +0.16%)
GEエアロ<GE> 162.62(+12.43 +8.28%)
GEベルノバ<GEV> 147.83(+11.14 +8.15%)
アップル<AAPL> 166.90(+1.06 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 407.57(+6.61 +1.65%)
アマゾン<AMZN> 179.54(+2.31 +1.30%)
アルファベットC<GOOG> 159.92(+1.97 +1.25%)
テスラ<TSLA> 144.68(+2.63 +1.85%)
メタ<META> 496.10(+14.37 +2.98%)
AMD<AMD> 152.27(+3.63 +2.44%)
エヌビディア<NVDA> 824.23(+29.05 +3.65%)
イーライリリー<LLY> 745.69(+14.36 +1.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38503.69(+263.71 +0.69%)
S&P500 5070.55(+59.95 +1.20%)
ナスダック 15696.64(+245.33 +1.59%)
CME日経平均先物 37930(大証終比:+380 +1.00%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。IT・ハイテク株も買われ、ナスダックは大幅高となった。前日の買い戻しで、これまでの調整に一服感が広がっていたようだ。インフレ上昇の粘着性への懸念とFRBの利下げ期待後退から、米国債利回りが再上昇し、それがIT・ハイテク株といった成長株を圧迫していたが、前日の動きで安心感が広がっている。また、銀行や自動車など物色の矛先も広がっているようだ。
本日の引け後からIT大手の決算が始まり、それに対する市場の反応を見極めたい雰囲気も強い。今週はGDPやPCEデフレータといった指標も控えており、そのれも確認したい意向も強そうだ。
ただ、まだ十分に株式のエクスポージャーが調整されたわけではないとの指摘も出ている。モメンタム戦略をとる商品投資顧問業者(CTA)は今後1週間、市場がどう動こうとも株式を売却するモデルになっていると思われるとの指摘も出ていた。機関投資家のヘッジ需要も株式の一段安に備えている兆しが出ているという。
GM<GM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正した。米国でのピックアップ・トラックの販売が好調だった。
メタバースを使った若年層向けゲーム開発などを手掛けるロブロックス<RBLX>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の41ドルから48ドルに引き上げた。
ペプシコ<PEP>が決算を受け下落。海外は好調だったものの、北米での販売量の落ち込みがそれを相殺した。
バイオ医薬品のアビオナ・セラピューティクス<ABEO>が急落。同社の希少結合組織障害治療薬がFDAから承認されなかった。
鉄鋼のニューコア<NUE>が決算を受け下落。第2四半期について、第1四半期比で減益を見込んでいる点が嫌気されている。主に製鉄部門が不調が見込まれ、平均販売価格の低下が影響するとしている。
クラウドのハシコープ<HCP>に買いが強まった。IBM<IBM>が同社の買収で合意に近いと伝わった。数日中にも合意が完了する可能性があるとしている。
GEエアロスペース<GE>が決算を受け上昇。通期ガイダンスで営業利益の見通しを上方修正した。
GM<GM> 45.10(+1.89 +4.37%)
ロブロックス<RBLX> 36.30(+1.34 +3.83%)
ペプシコ<PEP> 171.22(-5.24 -2.97%)
アベオナ<ABEO> 3.41(-3.95 -53.67%)
ニューコア<NUE> 174.64(-16.99 -8.87%)
ハシコープ<HCP> 29.15(+4.60 +18.74%)
IBM<IBM> 182.19(+0.29 +0.16%)
GEエアロ<GE> 162.62(+12.43 +8.28%)
GEベルノバ<GEV> 147.83(+11.14 +8.15%)
アップル<AAPL> 166.90(+1.06 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 407.57(+6.61 +1.65%)
アマゾン<AMZN> 179.54(+2.31 +1.30%)
アルファベットC<GOOG> 159.92(+1.97 +1.25%)
テスラ<TSLA> 144.68(+2.63 +1.85%)
メタ<META> 496.10(+14.37 +2.98%)
AMD<AMD> 152.27(+3.63 +2.44%)
エヌビディア<NVDA> 824.23(+29.05 +3.65%)
イーライリリー<LLY> 745.69(+14.36 +1.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美