2023年10月17日 11時39分
話題株ピックアップ【昼刊】:菱洋エレク、TOWA、ソフトバンクG
■ウィズメタク <9260> 5,460円 +700 円 (+14.7%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
西本Wismettacホールディングス<9260>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は16日取引終了後、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる26年12月期通期の連結営業利益目標を250億円(22年12月期実績は104億9800万円)としていることが評価されているようだ。売上高目標は5000億円(同2752億900万円)に設定。アジア食グローバル事業での拡大が続く既存販路での売り上げ増加、プライベートブランド生産の拡充に加え、商品原価の低減、デジタル化と物流省力化投資による販管費率の引き下げなどで、既存事業を成長させるとしている。
■テラプローブ <6627> 4,845円 +325 円 (+7.2%) 11:30現在
16日に発表した「9月売上高は5.2%増」が買い材料。9月売上高は前年同月比5.2%増と増収基調が続いた。
■菱洋エレクトロ <8068> 3,530円 +235 円 (+7.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
菱洋エレクトロ<8068>が急反発。16日の取引終了後、リョーサン<8140>と協議を進めていた経営統合について、2024年4月に共同株式移転の方法により持ち株会社「リョーサン菱洋ホールディングス」を設立すると発表。これに伴い示された株式移転比率を意識した値動きとなっている。株式移転比率は菱洋エレク株1株に対し共同持ち株会社株1株、リョーサン株1株に対し共同持ち株会社株1.32株とする。12月19日に開く臨時株主総会で決議する。菱洋エレク、リョーサンともに来年3月28日に上場廃止となり、同4月1日にリョーサン菱洋HDが上場する予定。あわせて、経営統合に伴い決算期を1月から3月に変更し、配当予想と株主優待制度を見直すことを明らかにした。今期は23年2月~24年3月の14カ月決算となる。今期配当は180円とし、12カ月決算として計画していた前回予想の160円から修正した。優待については基準日を1月末から3月末に変更し、これまで設定していた継続保有期間の条件を外した。
■TOWA <6315> 5,400円 +300 円 (+5.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
TOWA<6315>が続急騰。前日は日経平均株価が650円あまりの急落となり、半導体関連株も軒並み大きく売られるなかにあって、同社株は205円高の5100円でほぼ高値引けとなる異色の上げ足をみせていた。きょうも上値追いを加速させ一時380円高の5480円まで駆け上がり、上場来高値を更新した。モールディング装置(樹脂封止装置)を主力とする後工程担当の半導体製造装置メーカーだが、生成AIの市場拡大に伴う高性能半導体の需要創出によって同社の収益機会が高まっている。高性能半導体は後工程の技術開発が重要な役割を示すが、前工程の製造装置メーカーが多いなか、後工程を手掛ける技術競争力の高いメーカーにファンド筋とみられる実需買いが観測されている。同社はその一角を占める存在で、モールディング装置ではAIチップモジュール向けの需要開拓に動いている。業績面でも25年3月期は営業利益ベースで急回復が見込まれ、それを先取りする形で投資資金が攻勢をかけている。
■東エレデバ <2760> 3,965円 +180 円 (+4.8%) 11:30現在
東京エレクトロン デバイス<2760>がマドを開けて急伸。分割後修正値で未踏の4000円台乗せを果たし、連日で上場来高値を更新した。半導体製造装置の国内トップメーカーである東京エレクトロン<8035>の子会社で半導体を主力に取り扱うエレクトロニクス商社。生成AI市場の拡大で、今後需要急増が見込まれるAI用半導体で同社の活躍余地が広がっている。株価は今期小幅減益予想ながら最高値圏を走っている背景に、来期以降の成長期待が反映されているとの見方が強い。生成AIを安全に利用するための法人向け有償トレーニングサービスなどにも展開し、ハード・ソフト両面から同分野を深耕する構えを示している。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,524円 +149 円 (+2.3%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が切り返し急、前日は日経平均の先物を絡めたインデックス売りで下値を探る展開を余儀なくされたが、きょうはそのアンワインドで株価に浮揚力が働いている。米ハイテク株への積極投資で知られ、ナスダック市場との株価連動性が高いが、前日はナスダック総合株価指数が1%を超える上昇で前々日の下げ分を取り戻しており、同社株にも追い風となっている。また、セカンダリーで苦戦していた同社傘下の英半導体設計大手アーム<ARM>の株価が前日は4日ぶりに反発に転じていることもプラス材料。ソフトバンクGは「AI革命」を主導する立場で経営戦略を進める構えで、その中核企業にアームを位置付けており、アームの今後の株価動向にも注目が集まっている。
■ラクス <3923> 1,928円 +43.5 円 (+2.3%) 11:30現在
ラクス<3923>が大幅高で3日ぶりに反発している。16日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、全社売上高が前年同月比43.7%増となり、大幅な増収基調が継続したことが好感されている。楽楽精算が同42.2%増、楽楽明細が同2.0倍となり全体を牽引した。
■ゴールドクレスト <8871> 2,296円 +45 円 (+2.0%) 11:30現在
ゴールドクレスト<8871>が3日ぶりに反発している。16日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタルのゴールドクレ株式の保有割合が7.29%から8.35%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしている。
■日本M&A <2127> 686円 +12.9 円 (+1.9%) 11:30現在
日本M&Aセンターホールディングス<2127>が続伸している。午前9時ごろ、子会社日本M&Aセンターと日本PMIコンサルティングが共同で、中小企業庁による「令和4年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業(中・大規模案件におけるPMI支援実証事業)」に参画すると発表しており、好材料視されている。日本M&Aセンターの支援でM&A成約した企業に対して、日本PMIコンサルティングがPMI(M&A成立後の統合プロセス)を支援し、取り組み内容や効果などを報告するという。同事業への参画を通じて、中小企業庁が目指す中小企業のM&Aを通じた円滑な事業引き継ぎや成長の促進に貢献するとしている。
■マクニカHD <3132> 7,440円 +120 円 (+1.6%) 11:30現在
マクニカホールディングス<3132>が切り返し急、7500円台を回復し、今月13日につけた上場来高値7810円への再チャレンジを意識させる展開となっている。売り上げ規模が1兆円台を超える国内トップクラスの半導体商社だが、技術開発力の高さを特長とし、世界的な生成AI市場の急拡大を背景にAI関連事業に経営資源を注ぐ戦略を明示している。米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>とは代理店契約を締結しており、国内でも数少ないリアル・エヌビディア関連として存在感を示す。
■レーザーテック <6920> 27,035円 +400 円 (+1.5%) 11:30現在
レーザーテック<6920>がきょうもプライム市場で突出した売買代金をこなし、一時1300円を超える大幅高を演じた。前日は日経平均先物への売り仕掛けに伴う裁定解消売りの影響を受け下値を探ったが、下げ幅はわずかにとどまった。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しており、半導体製造装置関連のシンボルストックとして実需買いが流入していることを物語っている。きょうは、全体相場が先物主導でアンワインド局面に移行しており、インデックス買いより浮揚力が働いている。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発に転じており、東京市場でも半導体関連株への押し目買いを誘導している。
■エンプラス <6961> 10,260円 +50 円 (+0.5%) 11:30現在
エンプラス<6961>が一時600円を超える上昇で1万820円まで駆け上がった。今月2日に1万1130円の戻り高値を形成後は目先利益確定売りに上値の重い展開となっていたが、満を持して上値追い再開の動きにある。精密プラスチック加工の電子部品製造を主力展開するが、半導体や光通信分野で強みを発揮する。特に光学デバイスは生成AI関連のサーバー向け(トランシーバー向け)レンズ需要が急増中で収益拡大を後押ししており、データセンター増設を促進する生成AI特需を享受する企業として注目度が高まっている。
■ペプチドリーム <4587> 1,318.5円 +3.5 円 (+0.3%) 11:30現在
ペプチドリーム<4587>が3日ぶりに反発している。16日の取引終了後、ノバルティス<NVS>からマイルストーンフィーとして750万ドル(約11億円)を受領したと発表したことが好感されている。同マイルストーンフィーの受領は、両社で共同研究開発を実施しているペプチド―放射性核種複合体のプログラムにおいて、選定された開発候補化合物についてGLP安全性試験を開始したことに伴うもの。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■日本国土開発 <1887> 597円 -39 円 (-6.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
日本国土開発<1887>が売られている。16日の取引終了後に6~8月期決算を発表。売上高が前年同期比19.2%増の339億2700万円となった一方、営業損益が前年同期の黒字から6億6600万円の赤字に転落して着地しており、これが嫌気されている。手持ち工事が順調に進捗したことが寄与し売上高は増加。利益面では資材価格の上昇などが響き赤字を余儀なくされた。なお、通期の減収・営業増益見通しに変更はない。
■IGポート <3791> 4,120円 +415 円 (+11.2%) 11:30現在
IGポート<3791>は大幅続伸。9月28日につけた高値4275円を上回り、年初来高値を更新した。同社は人気アニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」などを手掛けるアニメ制作会社。前週末13日に発表した6~8月期(第1四半期)決算は映像制作事業が苦戦したものの出版や版権事業が伸び、営業利益は前年同期比2ケタ増を達成。通期で減益を見込んでいるだけに第1四半期時点での増益が好感され、翌営業日16日の同社株は上昇した。きょうは岩井コスモ証券の格上げも手掛かりに一気に上げ足を強めている。
●ストップ高銘柄
山大 <7426> 2,579円 +500 円 (+24.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
アルファクス <3814> 658円 +100 円 (+17.9%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
西本Wismettacホールディングス<9260>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は16日取引終了後、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる26年12月期通期の連結営業利益目標を250億円(22年12月期実績は104億9800万円)としていることが評価されているようだ。売上高目標は5000億円(同2752億900万円)に設定。アジア食グローバル事業での拡大が続く既存販路での売り上げ増加、プライベートブランド生産の拡充に加え、商品原価の低減、デジタル化と物流省力化投資による販管費率の引き下げなどで、既存事業を成長させるとしている。
■テラプローブ <6627> 4,845円 +325 円 (+7.2%) 11:30現在
16日に発表した「9月売上高は5.2%増」が買い材料。9月売上高は前年同月比5.2%増と増収基調が続いた。
■菱洋エレクトロ <8068> 3,530円 +235 円 (+7.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
菱洋エレクトロ<8068>が急反発。16日の取引終了後、リョーサン<8140>と協議を進めていた経営統合について、2024年4月に共同株式移転の方法により持ち株会社「リョーサン菱洋ホールディングス」を設立すると発表。これに伴い示された株式移転比率を意識した値動きとなっている。株式移転比率は菱洋エレク株1株に対し共同持ち株会社株1株、リョーサン株1株に対し共同持ち株会社株1.32株とする。12月19日に開く臨時株主総会で決議する。菱洋エレク、リョーサンともに来年3月28日に上場廃止となり、同4月1日にリョーサン菱洋HDが上場する予定。あわせて、経営統合に伴い決算期を1月から3月に変更し、配当予想と株主優待制度を見直すことを明らかにした。今期は23年2月~24年3月の14カ月決算となる。今期配当は180円とし、12カ月決算として計画していた前回予想の160円から修正した。優待については基準日を1月末から3月末に変更し、これまで設定していた継続保有期間の条件を外した。
■TOWA <6315> 5,400円 +300 円 (+5.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
TOWA<6315>が続急騰。前日は日経平均株価が650円あまりの急落となり、半導体関連株も軒並み大きく売られるなかにあって、同社株は205円高の5100円でほぼ高値引けとなる異色の上げ足をみせていた。きょうも上値追いを加速させ一時380円高の5480円まで駆け上がり、上場来高値を更新した。モールディング装置(樹脂封止装置)を主力とする後工程担当の半導体製造装置メーカーだが、生成AIの市場拡大に伴う高性能半導体の需要創出によって同社の収益機会が高まっている。高性能半導体は後工程の技術開発が重要な役割を示すが、前工程の製造装置メーカーが多いなか、後工程を手掛ける技術競争力の高いメーカーにファンド筋とみられる実需買いが観測されている。同社はその一角を占める存在で、モールディング装置ではAIチップモジュール向けの需要開拓に動いている。業績面でも25年3月期は営業利益ベースで急回復が見込まれ、それを先取りする形で投資資金が攻勢をかけている。
■東エレデバ <2760> 3,965円 +180 円 (+4.8%) 11:30現在
東京エレクトロン デバイス<2760>がマドを開けて急伸。分割後修正値で未踏の4000円台乗せを果たし、連日で上場来高値を更新した。半導体製造装置の国内トップメーカーである東京エレクトロン<8035>の子会社で半導体を主力に取り扱うエレクトロニクス商社。生成AI市場の拡大で、今後需要急増が見込まれるAI用半導体で同社の活躍余地が広がっている。株価は今期小幅減益予想ながら最高値圏を走っている背景に、来期以降の成長期待が反映されているとの見方が強い。生成AIを安全に利用するための法人向け有償トレーニングサービスなどにも展開し、ハード・ソフト両面から同分野を深耕する構えを示している。
■ソフトバンクグループ <9984> 6,524円 +149 円 (+2.3%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が切り返し急、前日は日経平均の先物を絡めたインデックス売りで下値を探る展開を余儀なくされたが、きょうはそのアンワインドで株価に浮揚力が働いている。米ハイテク株への積極投資で知られ、ナスダック市場との株価連動性が高いが、前日はナスダック総合株価指数が1%を超える上昇で前々日の下げ分を取り戻しており、同社株にも追い風となっている。また、セカンダリーで苦戦していた同社傘下の英半導体設計大手アーム<ARM>の株価が前日は4日ぶりに反発に転じていることもプラス材料。ソフトバンクGは「AI革命」を主導する立場で経営戦略を進める構えで、その中核企業にアームを位置付けており、アームの今後の株価動向にも注目が集まっている。
■ラクス <3923> 1,928円 +43.5 円 (+2.3%) 11:30現在
ラクス<3923>が大幅高で3日ぶりに反発している。16日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、全社売上高が前年同月比43.7%増となり、大幅な増収基調が継続したことが好感されている。楽楽精算が同42.2%増、楽楽明細が同2.0倍となり全体を牽引した。
■ゴールドクレスト <8871> 2,296円 +45 円 (+2.0%) 11:30現在
ゴールドクレスト<8871>が3日ぶりに反発している。16日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタルのゴールドクレ株式の保有割合が7.29%から8.35%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしている。
■日本M&A <2127> 686円 +12.9 円 (+1.9%) 11:30現在
日本M&Aセンターホールディングス<2127>が続伸している。午前9時ごろ、子会社日本M&Aセンターと日本PMIコンサルティングが共同で、中小企業庁による「令和4年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業(中・大規模案件におけるPMI支援実証事業)」に参画すると発表しており、好材料視されている。日本M&Aセンターの支援でM&A成約した企業に対して、日本PMIコンサルティングがPMI(M&A成立後の統合プロセス)を支援し、取り組み内容や効果などを報告するという。同事業への参画を通じて、中小企業庁が目指す中小企業のM&Aを通じた円滑な事業引き継ぎや成長の促進に貢献するとしている。
■マクニカHD <3132> 7,440円 +120 円 (+1.6%) 11:30現在
マクニカホールディングス<3132>が切り返し急、7500円台を回復し、今月13日につけた上場来高値7810円への再チャレンジを意識させる展開となっている。売り上げ規模が1兆円台を超える国内トップクラスの半導体商社だが、技術開発力の高さを特長とし、世界的な生成AI市場の急拡大を背景にAI関連事業に経営資源を注ぐ戦略を明示している。米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>とは代理店契約を締結しており、国内でも数少ないリアル・エヌビディア関連として存在感を示す。
■レーザーテック <6920> 27,035円 +400 円 (+1.5%) 11:30現在
レーザーテック<6920>がきょうもプライム市場で突出した売買代金をこなし、一時1300円を超える大幅高を演じた。前日は日経平均先物への売り仕掛けに伴う裁定解消売りの影響を受け下値を探ったが、下げ幅はわずかにとどまった。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しており、半導体製造装置関連のシンボルストックとして実需買いが流入していることを物語っている。きょうは、全体相場が先物主導でアンワインド局面に移行しており、インデックス買いより浮揚力が働いている。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発に転じており、東京市場でも半導体関連株への押し目買いを誘導している。
■エンプラス <6961> 10,260円 +50 円 (+0.5%) 11:30現在
エンプラス<6961>が一時600円を超える上昇で1万820円まで駆け上がった。今月2日に1万1130円の戻り高値を形成後は目先利益確定売りに上値の重い展開となっていたが、満を持して上値追い再開の動きにある。精密プラスチック加工の電子部品製造を主力展開するが、半導体や光通信分野で強みを発揮する。特に光学デバイスは生成AI関連のサーバー向け(トランシーバー向け)レンズ需要が急増中で収益拡大を後押ししており、データセンター増設を促進する生成AI特需を享受する企業として注目度が高まっている。
■ペプチドリーム <4587> 1,318.5円 +3.5 円 (+0.3%) 11:30現在
ペプチドリーム<4587>が3日ぶりに反発している。16日の取引終了後、ノバルティス<NVS>からマイルストーンフィーとして750万ドル(約11億円)を受領したと発表したことが好感されている。同マイルストーンフィーの受領は、両社で共同研究開発を実施しているペプチド―放射性核種複合体のプログラムにおいて、選定された開発候補化合物についてGLP安全性試験を開始したことに伴うもの。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■日本国土開発 <1887> 597円 -39 円 (-6.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
日本国土開発<1887>が売られている。16日の取引終了後に6~8月期決算を発表。売上高が前年同期比19.2%増の339億2700万円となった一方、営業損益が前年同期の黒字から6億6600万円の赤字に転落して着地しており、これが嫌気されている。手持ち工事が順調に進捗したことが寄与し売上高は増加。利益面では資材価格の上昇などが響き赤字を余儀なくされた。なお、通期の減収・営業増益見通しに変更はない。
■IGポート <3791> 4,120円 +415 円 (+11.2%) 11:30現在
IGポート<3791>は大幅続伸。9月28日につけた高値4275円を上回り、年初来高値を更新した。同社は人気アニメ「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」などを手掛けるアニメ制作会社。前週末13日に発表した6~8月期(第1四半期)決算は映像制作事業が苦戦したものの出版や版権事業が伸び、営業利益は前年同期比2ケタ増を達成。通期で減益を見込んでいるだけに第1四半期時点での増益が好感され、翌営業日16日の同社株は上昇した。きょうは岩井コスモ証券の格上げも手掛かりに一気に上げ足を強めている。
●ストップ高銘柄
山大 <7426> 2,579円 +500 円 (+24.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
アルファクス <3814> 658円 +100 円 (+17.9%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース