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    2023年8月7日 13時30分

    40万円→3億円→1000万円の激動から10億円にしたサラリーマン投資家

    すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 PGNさんの場合-第1回

    登場する銘柄
    リビング保証<7320>、ASB機械<6284>、良品計画<7453>

    編集・構成/真弓重孝(株探編集部)、文・イラスト/福島由恵(ライター)

    ■PGN(ペン銀)さん(ハンドルネーム・40代・男性)のプロフィール:
    兼業投資家。1990年代後半、高校生の時代から40万円を元手に株式投資を開始する。以降、大学生時代にはITバブル崩壊で一時は3億円にまで増やした運用資産を1000万円にまで凹ませるも、その後に2012年のイー・アクセスの投資で億り人目前まで到達へ。現在の累積リターンは10億円を超える。投資スタイルは、「一度普及したら後戻りしない需要」「世界に通じるブランド力」を持つグロース株を狙う。ビジネス誌などの特集記事をヒントに、光る企業を見つけていく。「株探-個人投資家大調査-2023春」の回答者で、投資スタイルは「グロース重視」、日本株投資の腕前は「上級者」となる。

    今回クローズアップするPGNさん(ハンドルネーム)は、高校生の時から株式投資を開始し、40代の現在は累積リターンが10億円を超えるすご腕さんだ。

    裕福な家庭で育ったわけでもなく、サラリーマンをしながら10億円プレーヤーに到達した原動力は、大学生の時に天国と地獄を見たことがある。

    当時は未成年だったPGNさんにとっては、日本株より取引しやすいこともあってアメ株に投資していた。その銘柄はITバブルの波に乗り、評価額は一時3億円にも膨らんだ。だが、その後のバブル崩壊をもろに食らって、最終的に手元に残すことができたのは1000万円だった。

    ここだけを切り取ると、「アドレナリン全開でボラティリティー(株価の変動率)の高いグロース株に、イケイケ投資する人」のように見えてしまうかもしれないが、実態は違う。注目するのはグロース株だが、狙うのはキラキラと言うよりは渋いと表現する方がふさわしい銘柄だ。

    こうした銘柄で資産を築いたのは、大学生の時に経験した相場の思惑に翻弄されてしまった苦い経験を糧に、相場のノイズに負けないスタイルを磨き上げてきたことがある。その真髄を、4回のシリーズでお届けする。

    初回は、現在の投資スタイルと足元の勝負銘柄などについて見ていく。

    キラキラグロースとは違う路線で攻める

    「実はそんなに傷んでないんですよ」

    PGNさんに取材した前日、日経平均株価は前日比▲1.5%、東証マザーズ指数は同▲1.8%と、最近ではやや強めの調整をしていた。PGNさんは、株探編集部が今春実施した「個人投資家大調査-2023」で、グロース重視派と回答していたので、取材班は「もしかしたら、けっこうヤラれたのでは?」と心配したが、杞憂だった。

    本人曰く、保有銘柄は、日々の売買代金上位に顔を出すような人気銘柄とは違い、また業績も株価も地に足を付けた動きをするような銘柄に注目しているという。思惑買いの対象になりにくい分、良くも悪くも相場の動きに影響を受けにくいタイプが多いという。

    そんな話をしながら、鞄の中から大事そうに出してくれたのが、黒いハードカバーの『バフェットの教訓』(徳間書店)。著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資のエッセンスを、その弟子たちがまとめた書籍だ。PGNさんは、バフェットそして同じカリスマ投資家のピーター・リンチの書籍をいくつも読み、その考え方を身に付けた。

    ■投資の参考にした『バフェットの教訓』を広げるPGNさん
    【タイトル】

    「後戻りしない需要」「ブランド力」を重視

    バフェットとリンチの考えを土台に、現在、PGNさんが銘柄選びで重視するのは、

    1.生活に浸透し、一度使いだすと、手放せなくなるモノやサービスを提供
    2.参入障壁が高いビジネスを行い、ブランド力がある

    ――というものだ。

    上の1と2とも、提供する商品の特徴や優れている点などについて、10人中8人が同じような回答になるような企業を指す。例えば、コカ・コーラ<KO>やマクドナルド<MCD>のようなイメージだ。

    こうした強みを持ちながら、その定番商品の収益力などが何らかのカタリスト(株価変動のきっかけ)でぐっと増していきそうな時期を買いの好機として狙う。

    上の2つのうち、1の理由で投資したケースが住宅設備の保守・保証業務を手掛ける日本リビング保証<7320>と、 PETボトルなど食品、飲料容器成形機の世界大手日精エー・エス・ビー機械<6284>になる。

    また2の観点では、 「無印良品」ブランドで生活雑貨店を手掛ける良品計画<7453>がある。

    1度根付いたらそのまま続くサービスを評価

    リビング保証は、18年4月のIPO(新規株式公開)の前から注目し、公開1カ月後に株価が下がったところで買いを入れ、以降、今も保有している銘柄だ。有望と見たのは、今後、住宅の購入者は「長期保証を付けるのが、デフォルトになる」と読んだからだ。

    想定通りの展開となれば、この分野で先行する同社は競争優位の状況を保ちながら、ストック性のある収入を積み増していくと期待した。

    ■リビング保証の週足チャート(18年4月~)
    【タイトル】

    注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同


    同社は、上場当時は住宅設備の長期保証のみの扱いだったが、その後、住宅についても同様のサービスを提供するようになる。

    PGNさんが住宅の長期保証が浸透していくと見たのは、家電量販店で追加保証を付ける動きがじわじわと広がっていたからだ。家電製品の追加保証は、当初、購入者の選択肢に任されているのが主流だった。たが、今では標準で付帯する動きに変わりつつある。

    ※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



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