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    2023年7月23日 17時00分

    株価指数先物 【週間展望】 ―主要国の金融政策や日米ハイテク決算に注目(訂正)

     今週の日経225先物は、日米主要企業の決算発表が本格化するなか、日米欧の金融政策のほか、米国の4-6月期実質国内総生産(GDP)や6月個人消費支出(PCEデフレーター)などの結果を受けて、足もとの保ち合いレンジを大きく放れる可能性がある。

     日経225先物は概ね3万2000円~3万3000円処のレンジで推移し、上値は25日移動平均線が抵抗線として機能する一方で、下値はボリンジャーバンドの-2σ辺りを支持線としたチャート形状を続けている。先週は19日に3万2980円まで買われたが、翌20日にはテスラ<TSLA>、ネットフリックス<NFLX>の決算が失望され、前日の上昇分を帳消しにした。週末21日には3万2060円と3万2000円に迫る場面を見せた後は、為替市場での円高が一服したことで下げ幅を縮めていた。

     先週後半にかけての下落により下へのバイアスが警戒される状況だったが、21日取引終了後のナイトセッションで一時3万2760円までの切り返しを見せた。複数の関係者の話として「日本銀行は現時点でイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の副作用に緊急に対応する必要性は乏しいと認識」と報じられた。この報道を受けて早期見直しの検討を想定していたポジションが巻き戻され、円相場は1ドル=141円80銭台まで一気に円安に振れる場面があった。この流れから日経225先物もショートカバーの流れが強まったようだ。

     なお、円相場は75日線までの調整を経て、25日線水準まで回復してきた。テクニカル面では同線に上値を抑えられる可能性はあるものの、25日線を明確に上回ってくると6月下旬に付けた145円が意識されてくる。25-26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、27日の欧州中央銀行(ECB)理事会、27-28日の日銀金融政策決定会合を受けた市場反応が注目されることになるだろう。

     米国では週明け24日にナスダック100指数のリバランスが実施される。先週の米ハイテク株の弱い値動きからは、先回り的な動きが入っていたとも考えられよう。しばらくはリバランスの影響を見極める必要がありそうだが、イベント通過による巻き戻しの動きも意識しておきたい。

     また、7月FOMCでの0.25%利上げによって利上げは打ち止めとなり、9月FOMCでは金利が据え置かれるとの見方がコンセンサスである。足もとでは年内2回の追加利上げを警戒していたショートポジションのカバーによって、NYダウは10営業日続伸とリバウンド基調が強まっている。予想通りの内容となれば改めてショートカバーに向かわせることになろう。

     一方、日経225先物は、先週末の報道を受けてYCC早期修正観測が後退し、ナイトセッションでショートポジションを巻き戻す格好となったが、あくまでも短期ポジションの巻き戻しと考えられ、日銀会合通過後には海外投資家による資金流入が再開する可能性がありそうだ。

     決算では米国ではアルファベット<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>、ラム・リサーチ<LRCX>、テラダイン<TER>、インテル<INTC>などハイテク企業の決算が予定されている。失望売りを浴びたテスラとネットフリックスが、週末も売りに押されていたこともあり、ハイテク企業の決算に市場は神経質になりそうだ。国内ではアドバンテスト <6857> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]の決算発表が予定されている。決算内容次第ではハイテク株の持ち高調整に向かわせる可能性もあり、投資家の関心も高い。

     先週末のNT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下し、直近安値を下回り75日線水準まで低下した。ボリンジャーバンドの-2σを下回り-3σに接近してきたため、いったんはNTショートの巻き戻しが入りやすい水準である。ただし、日米ハイテクの決算次第ではNTショートへのバイアスが強まる可能性もあるため、方向性を見極めたいところだろう。

     なお、VIX指数は13.60に低下した。25日線に上値を抑えられる格好でボトム圏での膠着が続いている。FOMC通過でショートカバーが強まる展開も考えられ、一段と低下する局面では、日経225先物の25日線突破を想定したロングに向かわせそうだ。

     7月第2週(7月10日-14日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続で買い越しており、買い越し額は8811億円(7月第1週は588億円の買い越し)だった。なお、現物は2793億円の買い越し(同313億円の買い越し)と3週連続の買い越しであり、先物は6017億円の買い越し(同274億円の買い越し)と2週連続で買い越している。個人は現物と先物の合算で2017億円の買い越しで、2週連続の買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で1兆1648億円の売り越しとなり、4週連続の売り越しだった。

     経済スケジュールでは、24日にナスダック100指数の特別リバランス、米国7月製造業PMI 、25日に米国5月ケース・シラー住宅価格指数、米国7月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、IMF世界経済見通し、26日に5月景気動向指数改定値、米国6月新築住宅販売件数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見、27日に中国1-6月工業企業利益、ECB政策金利、米国4-6月期GDP、米国6月耐久財受注、28日に日銀金融政策決定会合後に政策金利発表、植田日銀総裁記者会見、米国6月個人所得・個人消費支出などが予定されている。


    ――プレイバック・マーケット――

    ●SQ値
    08月限 日経225 28525.62  TOPIX  1963.05
    09月限 日経225 28253.40  TOPIX  1957.76
    10月限 日経225 26666.31  TOPIX  1885.58
    11月限 日経225 28225.86  TOPIX  1978.52
    12月限 日経225 27576.37  TOPIX  1945.27
    01月限 日経225 26325.21  TOPIX  1900.71
    02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19
    03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32
    04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76
    05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33
    06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13
    07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68

    ◆日経225先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    23/09 07月21日  32360  32490  32060  32270  -140
    23/09 07月20日  33040  33040  32410  32410  -570
    23/09 07月19日  32360  32980  32330  32980  +600
    23/09 07月18日  32350  32700  32090  32380  +40

    ◇TOPIX先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    23/09 07月21日  2254.5  2270.5  2247.0  2258.5  ±0.0
    23/09 07月20日  2287.5  2288.0  2258.0  2258.5  -26.5
    23/09 07月19日  2245.0  2286.0  2244.0  2285.0  +39.0
    23/09 07月18日  2237.0  2260.5  2218.5  2246.0  +10.5

    ●シカゴ日経平均 円建て
              清算値  前日大阪比
    07月21日(9月限)  32670  +400
    07月20日(9月限)  32330  -80
    07月19日(9月限)  32880  -100
    07月18日(9月限)  32740  +360
    07月17日(9月限)  32340  ±0
    ※前日比は大阪取引所終値比

    □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
            売り   前週末比   買い    前週末比
    07月14日    332億円  +328億円  8895億円  -2452億円
    07月07日     3億円 -1208億円 1兆1347億円  -3139億円
    06月30日    1212億円  +480億円 1兆4486億円  -636億円
    06月23日    732億円  -235億円 1兆5123億円  +1345億円
    06月16日    967億円  -915億円 1兆3778億円  +324億円
    06月09日    1883億円  +331億円 1兆3453億円   +73億円
    06月02日    1551億円  +444億円 1兆3379億円  +1433億円

    □裁定取引に係る現物ポジション(株数)
            売り      前日比  買い       前日比
    07月19日    868万株   +249万株  4億2151万株   +971万株
    07月18日    618万株   -240万株  4億1180万株   +691万株
    07月14日    858万株   -910万株  4億0488万株   -1886万株
    07月13日    1769万株   +343万株  4億2375万株   -357万株
    07月12日    1425万株   +424万株  4億2732万株   -387万株
    07月11日    1001万株   +172万株  4億3119万株   -4301万株
    07月10日    829万株   +811万株  4億7421万株   -3050万株
    07月07日     17万株   -820万株  5億0471万株   -2086万株
    07月06日    838万株   -684万株  5億2558万株   -4619万株
    07月05日    1522万株   -1266万株  5億7177万株   -1862万株
    07月04日    2789万株    +49万株  5億9039万株   -2755万株
    07月03日    2740万株    +42万株  6億1795万株   -469万株

    ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
    【2022年】
    1月14日  701億円
    1月25日  701億円
    2月14日  701億円
    3月07日  701億円
    4月07日  701億円
    5月19日  701億円
    6月13日  701億円
    6月17日  701億円
    12月2日  701億円
    【2023年】
    3月13日  701億円
    3月14日  701億円

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