（NY時間10:34）
ＫＬＡ<KLAC>　464.90（+10.06　+2.21%）

　半導体製造装置のＫＬＡ<KLAC>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第２四半期のガイダンスでは、予想を上回る１株利益の見通しを示した。

　アナリストは中国での業績に注目し、来年も好調が続くと見ている。「今回の結果は最先端のファウンドリーとロジックおよびメモリープレーヤーの設備投資傾向は安定していることを示している。中国での需要も引き続き強く、来年もこの傾向が続くだろう」と述べた。

（７－９月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：5.74ドル（予想：5.40ドル）
・売上高：24.0億ドル（予想：23.6億ドル）
　　製品：18.4億ドル（予想：18.0億ドル）
　　サービス：5.60億ドル（予想：5.46億ドル）
・粗利益率（調整後）：62.4％（予想：61.2％）
・FCF：8.16億ドル（予想：9.10億ドル）

（１０－１２月・第２四半期見通し）
・売上高：23.25～25.75億ドル
・1株利益（調整後）：5.26～6.46ドル（予想：5.51ドル）
・粗利益率（調整後）：60.5～62.5％

【企業概要】
　世界の半導体・プリント基板・ディスプレイ等の電子機器業界向けに、プロセス制御機器を提供する。ウェーハ・レチクル・IC・パッケージング・発光ダイオード・PCB・フラットパネル等の製造・テストのためのソリューションを提供するとともに、設置・メンテナンスサービスも行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美