住宅建設のＫＢホーム<KBH>が下落。前日引け後に３－５月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。引き渡し件数も予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、住宅売上高の見通しを上方修正している。

　好決算であり、アナリストからの目標株価引き上げも相次いでいるものの、株価は軟調に推移。同社は株は今年に入ってすでに６３％上昇しており、高値警戒感も出ている中、好材料出尽くし感が出ているのかもしれない。

（３－５月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.94ドル（予想：1.33ドル）
・売上高：17.7億ドル（予想：14.3億ドル）
・住宅粗利益率（調整後）：21.4％
・引き渡し件数：3666件（予想：2982件）
・受注残件数：7286件（予想：7453件）
・受注残高：34.6億ドル（予想：34.6億ドル）
・平均販売価格：48万ドル（予想：48万ドル）

（通期見通し）
・住宅売上高：58～62億ドル（従来：52～59億ドル）（予想：56.7億ドル）
・販売価格：49万ドル（従来：48～49万ドル）

【企業概要】
　米南西部・中央部・南東部において、住宅建設関連事業を行う。住宅用の土地の取得・開発、多種多様な住宅の建設・販売を行い、住宅購入者に損害保険の他、地震・洪水・個人財産保険サービスや、物件のタイトルサービスも提供する。

（NY時間10:23）
ＫＢホーム<KBH>　51.41（-0.60　-1.15%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美