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    2026年7月29日 8時05分

    株価指数先物【寄り前】 テクニカル面で売られ過ぎ感も、6万円の大台が射程に入る

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 62420 +20 (+0.03%)
    TOPIX先物 3985.5 +6.5 (+0.16%)
    シカゴ日経平均先物 62545 +145
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     28日の米国市場は、NYダウ S&P500が上昇した一方で、ナスダック下落。米国とイランは攻撃の応酬を停止しており、トランプ米大統領はイランとの交渉を進める姿勢を示している。中東情勢を巡る過度な警戒が和らぎ、WTI原油先物が1バレル=79ドル台に下落したことが投資家心理の改善につながった。ただし、AI・半導体(人工知能)関連株への売りは続いており、ナスダック指数は5日続落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は4%を超えている。

     NYダウ構成銘柄では、決算内容が好感されたシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が8%を超える上昇となったほか、IBM<IBM>、コカ・コーラ<KO>、ボーイング<BA>、セールスフォース<CRM>が買われた。半面、キャタピラー<CAT>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、シェブロン<CVX>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が軟調。また、NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジー<MU>やASMLホールディング<ASML>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、ラムリサーチ<LRCX>の弱さが目立った。

     日経225先物(円建て)の清算値は、大阪比145円高の6万2545円だった。28日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比40円高の6万2440円で始まった。その後は、6万2100円~6万2800円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜けると、6万1900円まで下落幅を広げた。売り一巡後はショートカバーとみられる動きによりプラス圏を回復すると、6万2960円まで切り返した。終盤にかけて上げ幅を縮めたが、6万2420円から6万2600円辺りでの推移が続き、日中比20円高の6万2420円でナイトセッションの取引を終えている。

     シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は買いが先行しそうだが、寄り付き後は前日に値幅制限いっぱいまで売られたキオクシアホールディングス<285A>[東証P]など、指数インパクトの大きいAI・半導体関連株をにらんだ展開になりそうだ。

     日経225先物はナイトセッションで、一時6万1900円と節目の6万2000円を割り込む場面もみられた。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万2610円)を挟んで推移しており、同バンドが抵抗線として意識されてくるようだと、-3σ(6万0090円)とのレンジに入ってくる可能性はあろう。テクニカル面での売られ過ぎからカバー狙いの動きも入りやすいものの、一方で下へのバイアスが強まりやすいため、戻り待ち狙いのショートに向かわせそうである。

     週足では-1σ(6万3040円)を割り込んできたことで、-2σ(6万0010円)とのゾーンに入る。26週移動平均線(6万1150円)が支持線として機能する可能性はありそうだが、早い段階で6万3000円辺りを回復できないと、大台の6万円が射程に入ってくることになるだろう。まずは指数インパクトの大きいキオクシアホールディングスのほか、アドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]の底入れを見極めたい。

     そのため、オプション権利行使価格の6万2000円を中心とした上下の権利行使価格となる、6万円から6万4000円のレンジを想定する。

     28日の米VIX指数は18.21(27日は18.67)に低下した。一時19.52まで切り上がる場面もみられたが、その後は軟化しており、200日線(18.64)を下回って終えている。中東情勢を巡る過度な警戒が和らぐなかで、ややリスク選好に向かわせそうだ。

     28日のNT倍率は先物中心限月で15.68倍(27日は15.97倍)に低下した。相対的にTOPIX型優位の需給状況で、NTショートでのスプレッド狙いに振れやすいようだ。下向きで推移する-2σ(15.75倍)に沿った形でのトレンドを継続。5月下旬につけた15.62倍および200日線(15.50倍)辺りが意識されやすいとみられる。200日線辺りまで低下してくるとリバランスが入りやすいと考えられるが、半導体株の動向次第だろう。

    株探ニュース