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    2025年7月16日 5時33分

    ダウ平均は反落 米CPIでFRBは当面据え置きとの見方が広がる 年内利下げ期待も後退=米国株概況

    NY株式15日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
    ダウ平均   44023.29(-436.36 -0.98%)
    S&P500    6243.76(-24.80 -0.40%)
    ナスダック   20677.80(+37.47 +0.18%)
    CME日経平均先物 39640(大証終比:-20 -0.05%)

     きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落。この日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)でコア指数の前月比が予想を下回り、米株式市場は時間外でポジティブな反応も見られていたが、一時的な反応に留まった。

     自動車価格の下落が全体を抑制していたが、自動車を除いた耐久消費財(玩具、家具、家電、衣料など)は前月比で大幅に上昇しており、今回の数字は、関税の影響が本格化しつつあることを示唆しているとの見方も出ていた。トランプ大統領はFRBへの利下げを再度要請していたが、市場では、もうしばらくFRBは金利を据え置き、状況を確認することが賢明との見方が広がっている。短期金融市場での年内利下げ期待も1回か2回に後退。

     最高値更新で高値警戒感も出ていた米株式市場だが、本日の米CPIは利益確定売りのきっかけとなったようだ。

     取引開始前に米大手銀の決算が発表。反応はまちまちとなった。JPモルガン<JPM>は債券・為替・商品(FICC)部門のトレーディング収入が好調だったほか、投資銀行部門も好調で、トランプ関税を巡る不透明感で慎重姿勢が続いていたディールメイキングに回復の兆しが見え始めたことを示唆している。ただ、株価は小幅安。

     ウェルズ・ファーゴ<WFC>は決算を受け下落。純受取利息(NII)が冴えず、トランプ関税が影響したと説明している。シティグループ<C>はFICC部門のトレーディング収入が好調で株価は上昇。

     大手銀行株については年初来からかなり上昇しており、バリュエーションのハードルも上がっていた。底堅い内容ではあるが、市場が更に買いを強めるには不十分といったところのようだ。

     市場は、今回の決算シーズンが予想を上回り、過去最高値圏にある株式市場への更なる追い風となることを期待している。事前の期待値も低めで、S&P500企業の利益は4.3%程度の増益が見込まれている状況。

     なお、ナスダックは終始プラス圏で推移したが、エヌビディア<NVDA>が寄与。米国の輸出規制に準拠しつつ中国向けに設計されたAIアクセラレータ「H20」製品について、対中輸出を再開する予定。同社は前日に米当局から、H20製品の対中輸出を許可すると伝えられたことを明らかにした。これを受けてAMD<AMD>なども上昇。

     広告マーケティングのザ・トレードデスク<TTD>が大幅高。S&P500の算出銘柄に組み入れられた。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、今月18日の取引開始前に同社を構成銘柄に採用すると発表。

     レアアース採掘のMPマテリアルズ<MP>が大幅高。同社は先週、米国防総省からの支援を獲得したばかりだが、今度はアップル<AAPL>との供給契約が報じられた。Foxビジネスによると、アップルはMPマテリアルズから、レアアース磁石を調達する5億ドル規模の契約を発表する予定だという。

     創傷(そうしょう)に伴う再生医療を手掛けるオーガノジェネシス<ORGO>とマイメディックス<MDXG>がともに下落。メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が、高齢者向け医療制度(メディケア)の受給者に対するケアを強化しつつ、不要な支出削減を目指す2026年メディケア診療報酬スケジュール案を発表。この提案の中に皮膚代替製品の無駄遣い削減を盛り込んだ。

     ハンバーガーチェーンを展開するレッド・ロビン・グルメ・バーガーズ<RRGB>が上昇。前日引け後に4-6月期(第2四半期)の暫定決算を公表し、既存店売上高は約4%減を見込み、従来予想の約3%減を下回る見通しを示した。ただ、EBITDAの見通しは従来を上回ると予想している。

     空飛ぶタクシーのジョビー・アビエーション<JOBY>が上昇。同社は、カリフォルニア州の主力製造拠点における航空機の生産能力を倍増させる計画を明らかにした。なお、ライバルのアーチャー・アビエーション<ACHR>も揃って上昇。

     鉱山のニューモント<NEM>が下落。オーヴェルマンCFOが7月11日付で辞任し、後任が決まるまでウェクスラー氏が暫定CFOを務める人事を発表した。同社によると、同CFOの辞任は会社との意見の相違によるものではないという。

     スーパーマーケットのアルバートソンズ<ACI>が決算を受け下落。取引開始前に第1四半期(6月14日締め)の決算を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。値下げを含む販促活動による利益圧迫が、既存店売上高の予想上振れや通期の売上高見通しの上方修正といった好材料を打ち消した。

     バイオ業界向けの実験機器を手掛けるアジレント・テクノロジー<A>が下落。マクマホンCFOが家族の事情により退任すると発表した。同CFOは2018年からCFOを務めてきた。ゴンサルベス氏が暫定CFOを務める。

    JPモルガン<JPM> 286.55(-2.15 -0.74%)
    ウェルズ・ファーゴ<WFC> 78.86(-4.57 -5.48%)
    シティグループ<C> 90.72(+3.22 +3.68%)
    トレードデスク<TTD> 80.40(+4.97 +6.59%)
    MPマテリアルズ<MP> 58.22(+9.70 +19.99%)
    オーガノジェネシス<ORGO> 4.03(-0.46 -10.24%)
    マイメディックス<MDXG> 6.33(-0.47 -6.91%)
    レッド・ロビン<RRGB> 5.82(+0.19 +3.37%)
    ジョビー<JOBY> 13.95(+1.32 +10.45%)
    アーチャー<ACHR> 11.26(+0.46 +4.26%)
    ニューモント<NEM> 57.35(-3.47 -5.71%)
    アルバートソンズ<ACI> 21.01(-1.12 -5.06%)
    アジレント<A> 112.94(-7.14 -5.95%)

    アップル<AAPL> 209.11(+0.49 +0.23%)
    マイクロソフト<MSFT> 505.82(+2.80 +0.56%)
    アマゾン<AMZN> 226.35(+0.66 +0.29%)
    アルファベットC<GOOG> 183.10(+0.29 +0.16%)
    アルファベットA<GOOGL> 182.00(+0.44 +0.24%)
    テスラ<TSLA> 310.78(-6.12 -1.93%)
    エヌビディア<NVDA> 170.70(+6.63 +4.04%)
    メタ<META> 710.39(-10.53 -1.46%)
    AMD<AMD> 155.61(+9.37 +6.41%)
    イーライリリー<LLY> 771.75(-27.59 -3.45%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美