空飛ぶタクシーのアーチャー・アビエーション<ACHR>が上昇。アナリストが同社の強力な現金残高が電動垂直離着陸機（ｅＶＴＯＬ）企業の中でもトップピックに推奨すると再表明し、目標株価１２ドルを維持した。これは先週末終値から１４０％以上高い水準だが、同社株は年初から１７０％近く急騰している。同社は、都市型タクシー輸送サービス向けで２０２５年に商用飛行が始まると予測している。

　アナリストは「同社のｅＶＴＯＬ『ミッドナイト』の飛行開始から勇気づけられ続けており、パイロットなしの飛行への進展が強気な見通しを支えている」と述べた。

　ｅＶＴＯＬ各社の中でもアーチャーとジョビー・アビエーション<JOBY>は拮抗しているが、バーティカル<EVTL>は資本調達が必要で、アーチャーが最も好ましいという。アーチャーのキャッシュバランスは依然として強固で、近い将来も資本は底堅く推移するという。

　全体として、アーチャーは約２年間は運営可能な十分な資本を持ち、それは米空軍からの支払いと顧客からの預かり金によってさらに支えられるはずだとしている。

（NY時間14:19）
アーチャー<ACHR>　5.09（+0.12　+2.31%）
ジョビー<JOBY>　5.40（+0.21　+4.05%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美