2024年3月19日 5時35分
ダウ平均は3日ぶりに小反発 IT・ハイテク株に買い戻し アルファベット、テスラが上昇=米国株概況
NY株式18日(NY時間16:25)(日本時間05:25)
ダウ平均 38790.43(+75.66 +0.20%)
S&P500 5149.42(+32.33 +0.63%)
ナスダック 16103.45(+130.28 +0.82%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:-55 -0.14%)
きょうの米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発。きょうはIT・ハイテク株の買い戻しが強まっており、ナスダックも大幅高。テスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が上昇し、上げを牽引した。
明日からのFOMCを前に、その結果を見極めたい雰囲気も強い。政策は据え置きが有力視されているが、今回は各委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、市場は注目している。12月FOMC時点での中央値は今年末までに3回の利下げを予想し、市場はハト派な驚きとなっていた。FRBは現在、年内利下げ観測は追認しているものの、もう少し証拠が必要とのスタンスを強調している。
ただ、先週発表のインフレ指標がインフレの根強さを示したことから、市場は年内利下げ期待を後退させている。短期金融市場では、6月利下げ開始期待を後退させているほか、年内3回、計0.75%ポイントの利下げも完全には織り込んでいない。今回もドット・プロットは年内3回の利下げを見込むとの見方がコンセンサスになっているものの、下振れリスクも意識されているようだ。
アルファベット<GOOG>が上昇。アップル<AAPL>がアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AI「ジェミニ」のライセンスを取得する交渉を行っていると伝わった。
テスラ<TSLA>が続伸。週末にウェブサイトで、すべての「モデルY」の価格を4月1日に1000ドル値上げすると発表した。
クラウドのハシコープ<HCP>が上昇。売却を含む選択肢を検討していると伝わった。同社はここ数カ月、財務アドバイザーと協力して、買い手候補からの関心を測っており、他業界の関係者とも交渉を行っているという。
スポーツカジノ向け電子決済などを手掛けるカナダのヌベイ<NVEI>が大幅高。休み中に投資会社のアドベント・インターナショナル社が同社の買収に近づいていると伝わった。
レンタカー大手のハーツ・グローバル<HTZ>が下落。先週末引け後にシャーCEOを交代させる人事を発表した。後任には、GM<GM>のロボタクシー事業を手掛けるクルーズの元COO、ウェスト氏が就任する。ウェスト氏は4月1日付で取締役会入りする。
投資銀行のB・ライリー・フィナンシャル<RILY>が下落。同銀は元ビジネス・パートナーとの取引について空売り筋から攻撃を受けているが、延長期間が終了した後も監査済み年次報告書を提出できなかった。
ペプシコ<PEP>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は190ドル。
電力設備のニュー・スケールパワー<SMR>が本日も急伸しており、5日続伸となっている。同社株は今月に入って動意づいており、株価は3倍超急騰している。きょうはアナリストが目標株価を従来の4.25ドルから8ドルへの引き上げたことが伝わっていた。
決済処理ソリューションを手掛けるシフト4・ペイメンツ<FOUR>が下落。アイザックマンCEOが従業員宛てのメモで「潜在的な買収提案者からのオファーはわれわれの価値を適切に評価していない」と述べたと伝わった。
ハシコープ<HCP> 28.64(+2.14 +8.08%)
ヌベイ<NVEI> 28.68(+7.02 +32.41%)
ハーツ・グローバル<HTZ> 7.11(-0.47 -6.20%)
B・ライリー<RILY> 17.16(-0.42 -2.39%)
ペプシコ<PEP> 171.26(+6.60 +4.01%)
ニュースケール<SMR> 10.10(+2.25 +28.66%)
シフト4・ペイメンツ<FOUR> 72.31(-5.19 -6.70%)
アップル<AAPL> 173.72(+1.10 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 417.32(+0.90 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 174.48(+0.06 +0.03%)
アルファベットC<GOOG> 148.48(+6.31 +4.44%)
テスラ<TSLA> 173.88(+10.31 +6.30%)
メタ<META> 496.98(+12.88 +2.66%)
AMD<AMD> 190.65(-0.41 -0.21%)
エヌビディア<NVDA> 884.55(+6.19 +0.70%)
イーライリリー<LLY> 762.66(+8.49 +1.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38790.43(+75.66 +0.20%)
S&P500 5149.42(+32.33 +0.63%)
ナスダック 16103.45(+130.28 +0.82%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:-55 -0.14%)
きょうの米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発。きょうはIT・ハイテク株の買い戻しが強まっており、ナスダックも大幅高。テスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が上昇し、上げを牽引した。
明日からのFOMCを前に、その結果を見極めたい雰囲気も強い。政策は据え置きが有力視されているが、今回は各委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、市場は注目している。12月FOMC時点での中央値は今年末までに3回の利下げを予想し、市場はハト派な驚きとなっていた。FRBは現在、年内利下げ観測は追認しているものの、もう少し証拠が必要とのスタンスを強調している。
ただ、先週発表のインフレ指標がインフレの根強さを示したことから、市場は年内利下げ期待を後退させている。短期金融市場では、6月利下げ開始期待を後退させているほか、年内3回、計0.75%ポイントの利下げも完全には織り込んでいない。今回もドット・プロットは年内3回の利下げを見込むとの見方がコンセンサスになっているものの、下振れリスクも意識されているようだ。
アルファベット<GOOG>が上昇。アップル<AAPL>がアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AI「ジェミニ」のライセンスを取得する交渉を行っていると伝わった。
テスラ<TSLA>が続伸。週末にウェブサイトで、すべての「モデルY」の価格を4月1日に1000ドル値上げすると発表した。
クラウドのハシコープ<HCP>が上昇。売却を含む選択肢を検討していると伝わった。同社はここ数カ月、財務アドバイザーと協力して、買い手候補からの関心を測っており、他業界の関係者とも交渉を行っているという。
スポーツカジノ向け電子決済などを手掛けるカナダのヌベイ<NVEI>が大幅高。休み中に投資会社のアドベント・インターナショナル社が同社の買収に近づいていると伝わった。
レンタカー大手のハーツ・グローバル<HTZ>が下落。先週末引け後にシャーCEOを交代させる人事を発表した。後任には、GM<GM>のロボタクシー事業を手掛けるクルーズの元COO、ウェスト氏が就任する。ウェスト氏は4月1日付で取締役会入りする。
投資銀行のB・ライリー・フィナンシャル<RILY>が下落。同銀は元ビジネス・パートナーとの取引について空売り筋から攻撃を受けているが、延長期間が終了した後も監査済み年次報告書を提出できなかった。
ペプシコ<PEP>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は190ドル。
電力設備のニュー・スケールパワー<SMR>が本日も急伸しており、5日続伸となっている。同社株は今月に入って動意づいており、株価は3倍超急騰している。きょうはアナリストが目標株価を従来の4.25ドルから8ドルへの引き上げたことが伝わっていた。
決済処理ソリューションを手掛けるシフト4・ペイメンツ<FOUR>が下落。アイザックマンCEOが従業員宛てのメモで「潜在的な買収提案者からのオファーはわれわれの価値を適切に評価していない」と述べたと伝わった。
ハシコープ<HCP> 28.64(+2.14 +8.08%)
ヌベイ<NVEI> 28.68(+7.02 +32.41%)
ハーツ・グローバル<HTZ> 7.11(-0.47 -6.20%)
B・ライリー<RILY> 17.16(-0.42 -2.39%)
ペプシコ<PEP> 171.26(+6.60 +4.01%)
ニュースケール<SMR> 10.10(+2.25 +28.66%)
シフト4・ペイメンツ<FOUR> 72.31(-5.19 -6.70%)
アップル<AAPL> 173.72(+1.10 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 417.32(+0.90 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 174.48(+0.06 +0.03%)
アルファベットC<GOOG> 148.48(+6.31 +4.44%)
テスラ<TSLA> 173.88(+10.31 +6.30%)
メタ<META> 496.98(+12.88 +2.66%)
AMD<AMD> 190.65(-0.41 -0.21%)
エヌビディア<NVDA> 884.55(+6.19 +0.70%)
イーライリリー<LLY> 762.66(+8.49 +1.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美