（NY時間10:15）
ヒレンブランド<HI>　39.63（-2.19　-5.24%）

　工業用製品の設計開発を手掛けるヒレンブランド<HI>が前日引け後に７－９月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、２０２４年度通期の１株利益、売上高の見通しを上方修正している。

　ライアンＣＥＯは「２０２３年度は弊社にとって変革の年となった。グローバル産業企業として長期的に成功させるための戦略を実行し、アドバンスト・プロセス・ソリューション部門の力強い成長を含め、厳しいマクロ経済環境を背景に堅実な業績を達成することができた」と述べた。

　好決算ではあったものの冴えない反応。今週に入って同社株は買いが強まっていた。決算を受けて材料出尽くし感が出ているのかもしれない。

（７－９月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：1.13ドル（予想：0.98ドル）
・売上高：7.63億ドル（予想：7.29億ドル）

（１０－１２月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.66～0.71ドル（予想：0.72ドル）

（２４年度通期見通し）
・1株利益（調整後）：3.60～3.95ドル（予想：3.61ドル）
・売上高：32.8～34.4億ドル（予想：30.8億ドル）
・EBITDA（調整後）：5.30～5.88億ドル（予想：5.10億ドル）

【企業概要】
　世界中の様々な工業向けに、工業用製品を設計・開発・製造し、サービスを提供する。プラスチック・食品・化学薬品・エネルギー・汚水処理などの工業用製品を取り扱う。また別事業では、北米の埋葬業界向けに、埋葬用や火葬用小箱・骨壺・その他記念品などを製造・販売する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美