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    2026年7月3日 7時46分

    株価指数先物【寄り前】 戻り待ち狙いのショート優勢のなかでTOPIX型にシフト

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 68290 -570 (-0.82%)
    TOPIX先物 4023.5 +1.0 (+0.02%) 
    シカゴ日経平均先物 68325 -535
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     2日の米国市場は、NYダウS&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。NYダウは最高値を更新した。6月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比5万7000人増と、市場予想(11万5000人増程度)を下回り、4月と5月の増加数は下方修正された。横ばいを見込んでいた失業率は4.2%と、前月の4.3%から低下。雇用統計の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとの見方につながり、消費関連や景気敏感株が買われた。

     NYダウ構成銘柄では、アップル<AAPL>、マクドナルド<MCD>、ウォルト・ディズニー<DIS>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、ボーイング<BA>が買われた。半面、シスコシステムズ<CSCO>、キャタピラー<CAT>、エヌビディア<NVDA>、アルファベット<GOOG>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジー<MU>やKLA<KLAC>など半導体関連株が売られ、フィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落率は5%を超えた。

     シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比535円安の6万8325円だった。2日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比260円安の6万8600円で始まった。その後はロング優勢の流れからプラス圏を回復し、6万9900円まで買われる場面もみられた。ただし、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まると、終盤にかけて6万7630円まで下落幅を広げた。引け間際にショートカバーが入り、日中比570円安の6万8290円でナイトセッションの取引を終えている。

     日経225先物は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。ナイトセッションで6万9900円まで買われる場面もみられたが、米国市場で半導体やAI関連株が売られたこともあり、その後の下落で25日移動平均線(6万8640円)を割り込んでいる。同線での上値の重さが意識されてくるとボリンジャーバンドの-1σ(6万6250円)とのレンジが意識されてくるため、押し目待ち狙いのロングを手控えさせ、戻り待ち狙いのショートに向かわせやすいだろう。

     また、3日の米国市場は独立記念日(インデペンデンスデイ)の振替休日で休場になるため、海外投資家のフローは限られる。商いが膨らみにくいなかで、指数インパクトの大きいキオクシアホールディングス<285A>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の影響を受けやすくなりそうだ。前日に大きく下落した韓国のSKハイニックス<SKHY>やサムスン電子の動向にも注意が必要である。

     前日の東京市場は半導体株が売られる一方で、東証プライムの7割を超える銘柄が上昇していた。2日の米国市場においてもハイテク株を売って、景気敏感株を買う流れとなったことで日経平均型からTOPIX型へのローテーションが継続するかを見極めることになりそうだ。薄商いのなかでキオクシアホールディングスなどが一段安となると、仕掛け的なショートの動きから下へのバイアスが強まる可能性もあるだろう。

     スキャルピング中心となるが、薄商いで相場が振れやすい需給状況と考えられるため、オプション権利行使価格の6万6000円から7万円のレンジを想定。週足では+1σ(6万8380円)水準での攻防が意識されるものの、同バンドを明確に下抜けてくるようだと中心値となる13週線(6万4050円)とのゾーンに移行することになりそうだ。

     2日の米VIX指数は16.15(1日は16.59)に低下した。17.21まで切り上がる場面もみられたが、引き続き25日線(17.68)を下回っての推移となった。その後、一時15.79と16.00を割り込んでおり、リスク回避姿勢は強まらないと考えられる。

     2日のNT倍率は先物中心限月で17.11倍(1日は17.54倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の下げが目立つ一方で、TOPIX型が買われた。25日線(17.23倍)が抵抗線に変わり、-1σ(16.88倍)辺りが意識されてきそうだ。

    株探ニュース