2023年11月21日 18時23分
【↓】日経平均 大引け｜ 小幅続落、朝高も利益確定売りが優勢 (11月21日)
日経平均株価
始値 33453.15
高値 33460.32(09:04)
安値 33254.73(10:21)
大引け 33354.14(前日比 -33.89 、 -0.10％ )
売買高 13億8933万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5707億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は小幅続落、朝高後はすぐに値を消す
２．米長期金利低下を受けたハイテク株高は追い風
３．為替市場で円高進行、自動車株などに売り圧力
４．小型株買われ、値上がり数が値下がりを上回る
５．半導体関連株が買われ、全体相場を支える形に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比203ドル高と続伸した。長期金利の低下に加え、マイクロソフト<MSFT>やボーイング<BA>が上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、買い優勢で始まった後、日経平均株価はすぐに値を消す展開となった。一方、下値も固く大引けは小幅マイナス圏での着地となった。
21日の東京市場は、方向感のつかみにくい展開だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、米長期金利の低下を背景に半導体セクターをはじめハイテク系グロース株が買われ、ナスダック総合株価指数の上昇率が相対的に目立った。これを受け東京市場でも主力ハイテク株を中心に物色の矛先が向かった。ただ、目先高値警戒感からの利益確定売り圧力は拭えず、朝方の買い一巡後は値を消す展開に。外国為替市場で1ドル＝147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株中心に嫌気された。そのなか日経平均寄与度の高い半導体関連株が買われ、全体指数を下支えする形となった。TOPIXも下落したが、個別では小型株への物色ニーズが活発化し、プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり数を大幅に上回っている。
個別では、トヨタ自動車<7203>が売りに押されたほか、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。三菱重工業<7011>が売られ、デンソー<6902>も値を下げた。伊藤忠商事<8001>、三井物産<8031>など総合商社の下げも目立っている。ＡＺ－ＣＯＭ丸和ホールディングス<9090>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が急落したほか、戸田建設<1860>、マツダ<7261>なども下値を探る展開。
半面、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上昇、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連は軒並み強さを発揮した。ソフトバンクグループ<9984>も堅調。川崎汽船<9107>など海運株が買われ、ニトリホールディングス<9843>が大幅高、リクルートホールディングス<6098>も堅調。スノーピーク<7816>、Ｏｒｃｈｅｓｔｒａ Ｈｏｌｄｉｎｇｓ<6533>が値を飛ばし、大崎電気工業<6644>も急騰。シャープ<6753>も商いを膨らませ大きく上値を伸ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、ＳＢＧ <9984>、ニトリＨＤ <9843>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約92円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、テルモ <4543>、デンソー <6902>、キッコマン <2801>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約68円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉱業、(4)サービス業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)卸売業、(3)証券商品先物、(4)食料品、(5)銀行業。
■個別材料株
△ＷＨＤＣ <3823> [東証Ｓ]
子会社が新コミュニケーションプラットフォームのサービス開始。
△Ｔ＆Ｓ <4055> [東証Ｇ]
ＪＡＸＡにＡＩ関連技術を利用したソリューションを提供へ。
△フジプレアム <4237> [東証Ｓ]
ソフトバンク <9434> の空飛ぶ基地局プロジェクトに協力。
△アクリート <4395> [東証Ｇ]
シンデンハイ <3131> と業務提携。
△ジーデップ <5885> [東証Ｓ]
「ＮＶＩＤＩＡ ＤＧＸ Ｃｌｏｕｄ」を受注開始。
△オーケストラ <6533> [東証Ｐ]
「スキルナビ」に関する特許権取得。
△シャープ <6753> [東証Ｐ]
「新中計を来年発表」との報道。
△バードマン <7063> [東証Ｇ]
1月開催「ＫＲＯＳＳ」の第1弾出演アーティストを発表。
△ＧＥＮＤＡ <9166> [東証Ｇ]
今期上方修正やギャガ子会社化を好感。
△ニトリＨＤ <9843> [東証Ｐ]
ドル一時147円台で円高メリット株に資金流入。
▼ＧＳユアサ <6674> [東証Ｐ]
公募とホンダ <7267> への第三者割当増資発表で希薄化を懸念。
▼ＡＺ丸和ＨＤ <9090> [東証Ｐ]
公募増資や株式売出の実施を発表。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オーケストラ <6533>、(2)スノーピーク <7816>、(3)大崎電 <6644>、(4)シャープ <6753>、(5)ランドコンピ <3924>、(6)ＲＰＡ <6572>、(7)Ｖテク <7717>、(8)オルガノ <6368>、(9)サンケン <6707>、(10)ＪＶＣケンウ <6632>。
値下がり率上位10傑は(1)ＡＺ丸和ＨＤ <9090>、(2)ＧＳユアサ <6674>、(3)戸田建 <1860>、(4)マツダ <7261>、(5)パソナＧ <2168>、(6)グロバルＬＭ <3486>、(7)マツキヨココ <3088>、(8)東洋水 <2875>、(9)レスターＨＤ <3156>、(10)ジャフコＧ <8595>。
【大引け】
日経平均は前日比33.89円(0.10％)安の3万3354.14円。ＴＯＰＩＸは前日比4.81(0.20％)安の2367.79。出来高は概算で13億8933万株。東証プライムの値上がり銘柄数は987、値下がり銘柄数は622となった。東証グロース250指数は723.26ポイント(12.74ポイント高)。
［2023年11月21日］
株探ニュース
始値 33453.15
高値 33460.32(09:04)
安値 33254.73(10:21)
大引け 33354.14(前日比 -33.89 、 -0.10％ )
売買高 13億8933万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5707億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は小幅続落、朝高後はすぐに値を消す
２．米長期金利低下を受けたハイテク株高は追い風
３．為替市場で円高進行、自動車株などに売り圧力
４．小型株買われ、値上がり数が値下がりを上回る
５．半導体関連株が買われ、全体相場を支える形に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比203ドル高と続伸した。長期金利の低下に加え、マイクロソフト<MSFT>やボーイング<BA>が上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、買い優勢で始まった後、日経平均株価はすぐに値を消す展開となった。一方、下値も固く大引けは小幅マイナス圏での着地となった。
21日の東京市場は、方向感のつかみにくい展開だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、米長期金利の低下を背景に半導体セクターをはじめハイテク系グロース株が買われ、ナスダック総合株価指数の上昇率が相対的に目立った。これを受け東京市場でも主力ハイテク株を中心に物色の矛先が向かった。ただ、目先高値警戒感からの利益確定売り圧力は拭えず、朝方の買い一巡後は値を消す展開に。外国為替市場で1ドル＝147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株中心に嫌気された。そのなか日経平均寄与度の高い半導体関連株が買われ、全体指数を下支えする形となった。TOPIXも下落したが、個別では小型株への物色ニーズが活発化し、プライム市場の値上がり銘柄数は値下がり数を大幅に上回っている。
個別では、トヨタ自動車<7203>が売りに押されたほか、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。三菱重工業<7011>が売られ、デンソー<6902>も値を下げた。伊藤忠商事<8001>、三井物産<8031>など総合商社の下げも目立っている。ＡＺ－ＣＯＭ丸和ホールディングス<9090>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が急落したほか、戸田建設<1860>、マツダ<7261>なども下値を探る展開。
半面、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上昇、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連は軒並み強さを発揮した。ソフトバンクグループ<9984>も堅調。川崎汽船<9107>など海運株が買われ、ニトリホールディングス<9843>が大幅高、リクルートホールディングス<6098>も堅調。スノーピーク<7816>、Ｏｒｃｈｅｓｔｒａ Ｈｏｌｄｉｎｇｓ<6533>が値を飛ばし、大崎電気工業<6644>も急騰。シャープ<6753>も商いを膨らませ大きく上値を伸ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、ＳＢＧ <9984>、ニトリＨＤ <9843>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約92円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、テルモ <4543>、デンソー <6902>、キッコマン <2801>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約68円。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉱業、(4)サービス業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)卸売業、(3)証券商品先物、(4)食料品、(5)銀行業。
■個別材料株
△ＷＨＤＣ <3823> [東証Ｓ]
子会社が新コミュニケーションプラットフォームのサービス開始。
△Ｔ＆Ｓ <4055> [東証Ｇ]
ＪＡＸＡにＡＩ関連技術を利用したソリューションを提供へ。
△フジプレアム <4237> [東証Ｓ]
ソフトバンク <9434> の空飛ぶ基地局プロジェクトに協力。
△アクリート <4395> [東証Ｇ]
シンデンハイ <3131> と業務提携。
△ジーデップ <5885> [東証Ｓ]
「ＮＶＩＤＩＡ ＤＧＸ Ｃｌｏｕｄ」を受注開始。
△オーケストラ <6533> [東証Ｐ]
「スキルナビ」に関する特許権取得。
△シャープ <6753> [東証Ｐ]
「新中計を来年発表」との報道。
△バードマン <7063> [東証Ｇ]
1月開催「ＫＲＯＳＳ」の第1弾出演アーティストを発表。
△ＧＥＮＤＡ <9166> [東証Ｇ]
今期上方修正やギャガ子会社化を好感。
△ニトリＨＤ <9843> [東証Ｐ]
ドル一時147円台で円高メリット株に資金流入。
▼ＧＳユアサ <6674> [東証Ｐ]
公募とホンダ <7267> への第三者割当増資発表で希薄化を懸念。
▼ＡＺ丸和ＨＤ <9090> [東証Ｐ]
公募増資や株式売出の実施を発表。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オーケストラ <6533>、(2)スノーピーク <7816>、(3)大崎電 <6644>、(4)シャープ <6753>、(5)ランドコンピ <3924>、(6)ＲＰＡ <6572>、(7)Ｖテク <7717>、(8)オルガノ <6368>、(9)サンケン <6707>、(10)ＪＶＣケンウ <6632>。
値下がり率上位10傑は(1)ＡＺ丸和ＨＤ <9090>、(2)ＧＳユアサ <6674>、(3)戸田建 <1860>、(4)マツダ <7261>、(5)パソナＧ <2168>、(6)グロバルＬＭ <3486>、(7)マツキヨココ <3088>、(8)東洋水 <2875>、(9)レスターＨＤ <3156>、(10)ジャフコＧ <8595>。
【大引け】
日経平均は前日比33.89円(0.10％)安の3万3354.14円。ＴＯＰＩＸは前日比4.81(0.20％)安の2367.79。出来高は概算で13億8933万株。東証プライムの値上がり銘柄数は987、値下がり銘柄数は622となった。東証グロース250指数は723.26ポイント(12.74ポイント高)。
［2023年11月21日］
株探ニュース