（NY時間13:59）（日本時間03:59）
ジャズ・ファーマ<JAZZ>　170.70（+29.63　+21.00%）
ザイムワークス<ZYME>　23.78（+5.26　+28.40%）

　医薬品のジャズ・ファーマ<JAZZ>とザイム・ワークス<ZYME>が大幅高。両社が胃がん・食道がんを対象とした臨床試験（フェーズ３）のコンビネーション療法の結果を公表した。これを受けてアナリストが「新たな標準治療となる可能性がある」と高く評価したことが背景。

　「ザニダタマブはクラス内で最良薬の抗ＨＥＲ２プロファイルを実証し、標準治療になり得る」と評価。「同剤の３剤併用で、全生存期間が統計的に有意に改善。今回の結果は開発プログラム全体の長期成功確度を大きく高めた」とも述べている。

【企業概要】
＊ジャズ・ファーマ
　睡眠障害やてんかんの主要な治療法、および血液悪性腫瘍や固形癌などの腫瘍分野に注力し、治療薬を開発・商品化する。複数の臨床試験において、再発性H3 K27M変異びまん性神経膠腫の患者に有益であることが示されているドルダビプロンの臨床試験プログラムを継続的に推進し、承認を目指す。

＊ザイムワークス
　がん、炎症、自己免疫疾患など治療が困難な疾患に対する多機能なバイオ医薬品の発見・開発・商業化に取り組むバイオテクノロジー会社。独自のAzymetric技術を用いた、HER2を標的とした二重特異性抗体であるザニダタマブは、米国と中国でHER2陽性胆道がん(BTC)の治療薬として承認取得。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース