（NY時間09:53）（日本時間23:53）
アステラ・ラブズ<ALAB>　99.60（-3.69　-3.57%）

　半導体接続機器のアステラ・ラブズ<ALAB>が下落。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。同社は声明で「２０２４年の売上高の伸びは、主にアリエスＰＣＩｅリタイマー製品が牽引し、第４四半期にはイーサネット用のタウラス・スマートケーブルモジュールが大きく伸びた」と述べた。

　ただ、株価は冴えない反応。粗利益率が予想を僅かに下回ったことが嫌気されている模様。同社株は昨年３月のＩＰＯ以来、約１８７％上昇している。

　「粗利益率が予想を若干下回ったが、これはハードウェア・モジュールの構成比率が高まったことが要因。同社は引き続き、小規模な買収などに伴う営業コストの増加により、売上高のモメンタム拡大も１株利益はほぼ横ばいで推移している」とも指摘した。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.37ドル（予想：0.26ドル）
・売上高：1.41億ドル（予想：1.28億ドル）
・粗利益率（調整後）：74％（予想：75％）
・EBITDA（調整後）：4934万ドル（予想：4275万ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.28～0.29ドル
・売上高：1.51～1.55億ドル

【企業概要】
　クラウドとAIインフラストラクチャ向けに最先端のインテリジェント接続プラットフォームを開発・設計・提供する。半導体ベースの高速ミックスドシグナル接続製品と接続製品に組み込まれ、顧客のシステムに統合されるソフトウェアスイートにより、高性能のクラウドおよびAIインフラの導入・運用に対応する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース