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2025年11月4日 22時38分
ダウ先物は２８９ドル安 バリュエーションを巡る不透明で利益確定売りの模様＝米国株
米株価指数先物（12月限）（NY時間08:23）（日本時間22:23）
ダウ先物 47184（-289.00 -0.61％）
S＆P500 6810.50（-72.25 -1.05％）
ナスダック100先物 25729.75（-373.50 -1.44％）
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は２８９ドル安、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００も大幅に下落している。特段の理由は見当たらないが、ＦＲＢの利下げ動向やＩＴ・ハイテク株のバリュエーションを巡る不透明感が重しとなり、利益確定売りが強まっている模様。
本日、香港で金融機関のＣＥＯによる金融サミットが開催されていたが、ウォール街のＣＥＯからは、株式市場の１０％超の下落の警告も出ていた。ただ、その場合でも健全な調整の範囲だとも述べている。「企業業績は堅調だが、課題はバリュエーションだ」との指摘もＣＥＯから出ていた。
ＦＲＢの１２月利下げの期待も後退している。先週のＦＯＭＣ明けでＦＯＭＣ委員の発言が数多く伝わっているが、１２月利下げについては慎重な見方多い。グールズビー・シカゴ連銀総裁は前日に、「労働市場よりもインフレの方を懸念している」と発言し、追加利下げの見通しに慎重さを促した。
また、米政府機関の閉鎖が３５日目に達し、２０１８－１９年の最長記録に並んだことも投資家心理を冷やしている可能性もありそうだ。
一方、決算ではパランティア<PLTR>が前日引け後に決算を発表し、通期の売上高見通しを上方修正したにもかかわらず、ネガティブな反応を見せている。ＩＴ・ハイテク大手の最新の決算は、ＡＩへの巨額投資が続いていることを示しており、今年の世界株式市場をけん引してきた主因に一定の正当性を与えている。一方、投資家からは材料出尽くしで利益確定売りを出す動きも見られ、わずかな欠点でも敏感に反応する傾向が強まっている。
「パランティアの業績は“素晴らしい”が、株価は極端な水準にある。数字自体は強いが、２０２６年の１株利益予想の８３倍というバリュエーションではリスク・リワードが合わず、ＡＩへの投資は別の銘柄で行う方が良い」との評価も聞かれた。
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が決算を受け時間外で下落。営業利益が予想を下回ったほか、第４四半期のＥＢＩＴＤＡの見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。アナリストからは、利益の伸び鈍化とコスト負担が懸念との評価も出ている。
受託製造サービスのファブリネット<FN>が決算を受け時間外で上昇。通信分野での好調が第１四半期の売上高を２２％押し上げた。複数の追い風があり、第２四半期には成長がさらに加速すると楽観している。
減量薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ＆ハーズ・ヘルス<HIMS>が時間外で上昇。ノボノルディスクとの提携交渉を進め、同社の新しい肥満治療薬（経口薬）を自社のオンライン診療プラットフォーム上で販売する計画を検討していると発表したことが買い手掛かり。
（NY時間08:33）（日本時間22:33）時間外
パランティア<PLTR> 190.75（-16.43 -7.93%）
ウーバー<UBER> 91.82（-7.90 -7.92%）
ファブリネット<FN> 470.01（+27.01 +6.10%）
ヒムズ＆ハーズ<HIMS> 46.00（+1.61 +3.63%）
アップル<AAPL> 266.70(-2.35 -0.87％)
マイクロソフト<MSFT> 512.62(-4.41 -0.85％)
アマゾン<AMZN> 249.04(-4.96 -1.95％)
アルファベットC<GOOG> 277.96(-6.16 -2.17％)
アルファベットA<GOOGL> 277.62(-6.10 -2.15％)
テスラ<TSLA> 454.70(-13.67 -2.92％)
メタ<META> 630.00(-7.71 -1.21％)
エヌビディア<NVDA> 202.27(-4.61 -2.23％)
ＡＭＤ<AMD> 251.47(-8.18 -3.15％)
イーライリリー<LLY> 891.20(-5.33 -0.59％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47184（-289.00 -0.61％）
S＆P500 6810.50（-72.25 -1.05％）
ナスダック100先物 25729.75（-373.50 -1.44％）
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は２８９ドル安、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００も大幅に下落している。特段の理由は見当たらないが、ＦＲＢの利下げ動向やＩＴ・ハイテク株のバリュエーションを巡る不透明感が重しとなり、利益確定売りが強まっている模様。
本日、香港で金融機関のＣＥＯによる金融サミットが開催されていたが、ウォール街のＣＥＯからは、株式市場の１０％超の下落の警告も出ていた。ただ、その場合でも健全な調整の範囲だとも述べている。「企業業績は堅調だが、課題はバリュエーションだ」との指摘もＣＥＯから出ていた。
ＦＲＢの１２月利下げの期待も後退している。先週のＦＯＭＣ明けでＦＯＭＣ委員の発言が数多く伝わっているが、１２月利下げについては慎重な見方多い。グールズビー・シカゴ連銀総裁は前日に、「労働市場よりもインフレの方を懸念している」と発言し、追加利下げの見通しに慎重さを促した。
また、米政府機関の閉鎖が３５日目に達し、２０１８－１９年の最長記録に並んだことも投資家心理を冷やしている可能性もありそうだ。
一方、決算ではパランティア<PLTR>が前日引け後に決算を発表し、通期の売上高見通しを上方修正したにもかかわらず、ネガティブな反応を見せている。ＩＴ・ハイテク大手の最新の決算は、ＡＩへの巨額投資が続いていることを示しており、今年の世界株式市場をけん引してきた主因に一定の正当性を与えている。一方、投資家からは材料出尽くしで利益確定売りを出す動きも見られ、わずかな欠点でも敏感に反応する傾向が強まっている。
「パランティアの業績は“素晴らしい”が、株価は極端な水準にある。数字自体は強いが、２０２６年の１株利益予想の８３倍というバリュエーションではリスク・リワードが合わず、ＡＩへの投資は別の銘柄で行う方が良い」との評価も聞かれた。
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が決算を受け時間外で下落。営業利益が予想を下回ったほか、第４四半期のＥＢＩＴＤＡの見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。アナリストからは、利益の伸び鈍化とコスト負担が懸念との評価も出ている。
受託製造サービスのファブリネット<FN>が決算を受け時間外で上昇。通信分野での好調が第１四半期の売上高を２２％押し上げた。複数の追い風があり、第２四半期には成長がさらに加速すると楽観している。
減量薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ＆ハーズ・ヘルス<HIMS>が時間外で上昇。ノボノルディスクとの提携交渉を進め、同社の新しい肥満治療薬（経口薬）を自社のオンライン診療プラットフォーム上で販売する計画を検討していると発表したことが買い手掛かり。
（NY時間08:33）（日本時間22:33）時間外
パランティア<PLTR> 190.75（-16.43 -7.93%）
ウーバー<UBER> 91.82（-7.90 -7.92%）
ファブリネット<FN> 470.01（+27.01 +6.10%）
ヒムズ＆ハーズ<HIMS> 46.00（+1.61 +3.63%）
アップル<AAPL> 266.70(-2.35 -0.87％)
マイクロソフト<MSFT> 512.62(-4.41 -0.85％)
アマゾン<AMZN> 249.04(-4.96 -1.95％)
アルファベットC<GOOG> 277.96(-6.16 -2.17％)
アルファベットA<GOOGL> 277.62(-6.10 -2.15％)
テスラ<TSLA> 454.70(-13.67 -2.92％)
メタ<META> 630.00(-7.71 -1.21％)
エヌビディア<NVDA> 202.27(-4.61 -2.23％)
ＡＭＤ<AMD> 251.47(-8.18 -3.15％)
イーライリリー<LLY> 891.20(-5.33 -0.59％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース