（NY時間09:47）（日本時間22:47）
ストーンコー<STNE>　15.17（-1.49　-8.92%）

　決済ソリューションを手掛けるブラジルのストーンコー<STNE>が下落。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、経常収益とも予想を下回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を下回っている。

　アナリストは販管費増加による打撃を指摘したが、同社の見通しは依然として明るいとの声もあった。「同社の第１四半期は予想を下回り、ソフトウェアと主要口座の不振が株価上昇の重荷となる可能性がある」と述べている。「ＴＰＶ（総決済量）、売上高、純利益の未達がマイナス要因となったが、Ｔｏｎ製品で即時決済を開始したことやクレジット残高が増加したことがプラス要因となった」とも語った。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：1.42ドル（予想：1.44ドル）
・経常収益：30.8億ドル（予想：31.3億ドル）
・EBITDA（調整後）：15.1億ドル（予想：16.1億ドル）
・アクティブ・クライアント：372万人（予想：372万人）
・総決済量：1143億ドル（予想：1085億ドル）
　　MSMB：934億ドル
・テイクレート（MSMB）：2.54％（予想：2.78％）

（通期見通し）
・総決済量（MSMB）：4120億ドル
・テイクレート（MSMB）：2.49％超（予想：2.69％超）

【企業概要】
　ブラジルで加盟店やパートナー向けに、店舗やオンライン・モバイルでのシームレスな電子商取引サービスが可能な決済ソリューションを提供する。さらに、エンドツーエンドのクラウドベースのテクノロジープラットフォーム、地域に特化した統合型流通アプローチ、オンデマンドのカスタマーサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース