（NY時間10:32）（日本時間23:32）
アイオバンス・バイオ<IOVA>　2.13（-0.52　-19.51%）

　アイオバンス・バイオ<IOVA>が大幅安。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高は９３％の増収となったものの予想は下回った。研究開発費が予想以上に膨らんだ。ただ、通期の製品売上高の見通しは据え置いている。主力の皮膚がん治療薬「アムタグヴィ」の販売が予想を下回ったことが影響した。

　アナリストは「メラノーマ（悪性黒色腫）領域での アムタグヴィのピーク売上高は１５億ドル超と見込むが、細胞治療センター（ＡＴＣ）の立ち上げに伴う複雑さの解消、外科医間でのベストプラクティス共有、早期患者選定の改善について、短期的に経営陣が解決できるという確信には至っていない」と指摘。

　また、「現在の現金消失のペースであれば、短期的には大規模な資金調達の必要性は低いが、２０２６年第２四半期までに増資はあると予想している」とも述べた。

（４－６月・第２四半期）
・１株損益：0.33ドルの赤字（予想：0.27ドルの赤字）
・売上高：6000万ドル　93％増（予想：6650万ドル）
・研究開発費：7940万ドル（予想：7500万ル）
・営業損益：1.14億ドルの赤字（予想：0.98億ドルの赤字）

（通期見通し）
・製品売上高：2.50～3.00億ドルを維持

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース