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    2026年4月21日 7時57分

    株価指数先物【寄り前】 イラン情勢にらみでスキャルピング中心のトレード

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 59320 +420 (+0.71%)
    TOPIX先物 3803.5 +18.0 (+0.47%)
    シカゴ日経平均先物 59265 +365
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     20日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。イラン情勢の不透明感が強まるなかで売りが先行する形になった。イラン外務省は米国と再協議をする予定はないと述べた。トランプ米大統領は停戦期限を延長する可能性は低いとの見解を示しており、積極的な売買を手控えさせた。WTI原油先物相場は前週末の1バレル=83ドル台から、一時91ドル台に上昇したことも重荷になった。一方、イラン代表団が21日にイスラマバードに向かう予定と報じられていることもあり、協議進展への期待も根強く、押し目を拾う動きもみられ下値は限定的だった。

     NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、JPモルガン・チェース<JPM>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、シスコシステムズ<CSCO>、アップル<AAPL>が買われた。半面、スリーエム<MMM>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、アムジェン<AMGN>、マクドナルド<MCD>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比365円高の5万9265円だった。20日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比90円安の5万8810円で始まった。開始直後に5万8700円まで売られた後は持ち直し、米国市場の取引開始後には5万9200円台を回復。買い一巡後は再び軟化する場面もみられたが、終盤にかけてロング優勢の流れから上げ幅を広げると一時5万9370円まで買われ、日中比420円高の5万9320円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになろう。ただし、買い一巡後は米国とイランの協議を見守ることになるため、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。上値の重さが意識される局面では短期的なショートを誘う形になろうが、その後のカバーを想定した押し目狙いのロング対応に向かわせそうである。

     日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万7600円)と+2σ(6万0260円)とのレンジが意識されやすい。週足では+1σ(5万7920円)と+2σ(6万0270円)とのゾーンとなるため、オプション権利行使価格の5万9000円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万8000円から6万円のレンジを想定する。

     20日の米VIX指数は18.87(17日は17.48)に上昇した。足もとで200日移動平均線(18.22)を割り込んでいたこともあり、いったんはボトム圏からのリバウンドをみせてくる可能性があった。イラン情勢を巡る不透明感から市場心理を神経質にさせる可能性はあるが、75日線(20.54)を突破し、25日線(23.30)辺りを捉えてくるまでは、リスク回避姿勢は強まらないだろう。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で15.55倍(17日は15.59倍)に低下した。一時15.50倍に下げる場面もみられたが、その後は15.61倍と+2σ(15.60倍)水準を捉える動きをみせていた。同バンドが抵抗になる可能性はあるが、米国ではマーベルテクノロジー<MRVL>など半導体株の一角が買われ、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は14連騰となった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さが意識されやすく、調整局面ではNTロングを組成する流れに向かわせそうだ。

    株探ニュース