2024年5月9日 1時27分
ダウ平均は6日続伸 上げ一服感も底堅い推移が続く=米国株前半
NY株式8日(NY時間12:27)(日本時間01:27)
ダウ平均 38965.43(+81.17 +0.21%)
ナスダック 16294.59(-37.97 -0.23%)
CME日経平均先物 38350(大証終比:+140 +0.37%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は6日続伸。序盤は下げて始まったものの、下押す動きもない中、再び上げに転じている。本日は特段の材料もなく、ダウ平均は前日までで5日続伸しており、12月以来の最長の連騰となっていた。
先週のFOMCや米雇用統計を受けて年内利下げ期待が復活しており、米株式市場も買い戻しの機運が高まっている。しかし、買戻しも一服感が出てきており、市場は次の材料探しの中、来週のインフレ指標を待っている。
米大手銀のストラテジストは「積極的に買い上がろうという投資家の意欲はまだ乏しく、市場が完全に強気に転じるには程遠い」と指摘している。ショート解消が進み、ポジションはほぼロングとなっているが、既存のロングポジションをさらに積み上げることに、投資家はまだ躊躇しているようだという。
決算についてはS&P500企業の85%近くがすでに発表を終えており、そのうちの約80%が予想を上回る利益を計上している。
ウーバー<UBER>が決算を受け下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、ブッキングが予想を下回ったほか、第2四半期についても、予想を下回るブッキングの見通しを示した。中南米の需要が想定よりも軟調だったほか、例年よりも早かった祝日も圧迫した。
一方、配車サービスのリフト<LYFT>は決算を受け上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、グロスブッキングが予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。アクティブライダー数も予想を上回り、2022年以降で最も速いペースで伸びた。新規ライダーの増加と伴にライダー維持率が改善したこと、カナダ市場での取り組みを集中的に行ったことが奏功した。
マーケティング・ソリューションを手掛けるズームインフォ・テクノロジーズ<ZI>が決算を受け大幅安。第2四半期、通期とも予想を下回る売上高見通しを示したことが失望感を招いている。
ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが予想外の黒字となった。同社は3月の上場後、今回が初の決算発表となる。
コーヒーなど手作りドリンクのドライブスルー店舗を運営するダッチ・ブロス<BROS>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想を上回ったほか、通期も見通しを上方修正した。
太陽光発電用のシステムの設計を手掛けるショールズ・テクノロジーズ<SHLS>が決算を受け大幅安。通期の売上高およびEBITDAの見通しを下方修正した。プロジェクトの遅れが原因。
クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け上昇。好調なAI需要が奏功し、予想を上回る第2四半期の売上高見通しを示した。
ロボット掃除機「ルンバ」を製造するアイロボット<IRBT>が決算を受け大幅高。赤字が予想ほど膨らまず、1株損益の見通しも上方修正した。また、新CEOを指名したことも発表した。
なお、本日は引け後に英アーム<ARM>が決算を発表する。
ウーバー<UBER> 64.46(-5.97 -8.48%)
リフト<LYFT> 17.43(+0.83 +5.00%)
ズームインフォ<ZI> 11.84(-4.19 -26.12%)
レディット<RDDT> 50.90(+1.50 +3.04%)
ダッチ・ブロス<BROS> 31.53(+3.11 +10.94%)
ショールズ<SHLS> 7.50(-1.31 -14.83%)
アリスタ<ANET> 293.47(+19.48 +7.11%)
アイロボット<IRBT> 10.18(+1.16 +12.86%)
アップル<AAPL> 182.54(+0.14 +0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 411.76(+2.42 +0.59%)
アマゾン<AMZN> 187.55(-1.22 -0.64%)
アルファベットC<GOOG> 171.71(-1.28 -0.74%)
テスラ<TSLA> 174.39(-3.42 -1.92%)
メタ<META> 473.25(+5.01 +1.07%)
AMD<AMD> 153.23(-1.20 -0.78%)
エヌビディア<NVDA> 900.83(-4.71 -0.52%)
イーライリリー<LLY> 775.40(-2.37 -0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 38965.43(+81.17 +0.21%)
ナスダック 16294.59(-37.97 -0.23%)
CME日経平均先物 38350(大証終比:+140 +0.37%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は6日続伸。序盤は下げて始まったものの、下押す動きもない中、再び上げに転じている。本日は特段の材料もなく、ダウ平均は前日までで5日続伸しており、12月以来の最長の連騰となっていた。
先週のFOMCや米雇用統計を受けて年内利下げ期待が復活しており、米株式市場も買い戻しの機運が高まっている。しかし、買戻しも一服感が出てきており、市場は次の材料探しの中、来週のインフレ指標を待っている。
米大手銀のストラテジストは「積極的に買い上がろうという投資家の意欲はまだ乏しく、市場が完全に強気に転じるには程遠い」と指摘している。ショート解消が進み、ポジションはほぼロングとなっているが、既存のロングポジションをさらに積み上げることに、投資家はまだ躊躇しているようだという。
決算についてはS&P500企業の85%近くがすでに発表を終えており、そのうちの約80%が予想を上回る利益を計上している。
ウーバー<UBER>が決算を受け下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、ブッキングが予想を下回ったほか、第2四半期についても、予想を下回るブッキングの見通しを示した。中南米の需要が想定よりも軟調だったほか、例年よりも早かった祝日も圧迫した。
一方、配車サービスのリフト<LYFT>は決算を受け上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、グロスブッキングが予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。アクティブライダー数も予想を上回り、2022年以降で最も速いペースで伸びた。新規ライダーの増加と伴にライダー維持率が改善したこと、カナダ市場での取り組みを集中的に行ったことが奏功した。
マーケティング・ソリューションを手掛けるズームインフォ・テクノロジーズ<ZI>が決算を受け大幅安。第2四半期、通期とも予想を下回る売上高見通しを示したことが失望感を招いている。
ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが予想外の黒字となった。同社は3月の上場後、今回が初の決算発表となる。
コーヒーなど手作りドリンクのドライブスルー店舗を運営するダッチ・ブロス<BROS>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想を上回ったほか、通期も見通しを上方修正した。
太陽光発電用のシステムの設計を手掛けるショールズ・テクノロジーズ<SHLS>が決算を受け大幅安。通期の売上高およびEBITDAの見通しを下方修正した。プロジェクトの遅れが原因。
クラウドネットワークのアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け上昇。好調なAI需要が奏功し、予想を上回る第2四半期の売上高見通しを示した。
ロボット掃除機「ルンバ」を製造するアイロボット<IRBT>が決算を受け大幅高。赤字が予想ほど膨らまず、1株損益の見通しも上方修正した。また、新CEOを指名したことも発表した。
なお、本日は引け後に英アーム<ARM>が決算を発表する。
ウーバー<UBER> 64.46(-5.97 -8.48%)
リフト<LYFT> 17.43(+0.83 +5.00%)
ズームインフォ<ZI> 11.84(-4.19 -26.12%)
レディット<RDDT> 50.90(+1.50 +3.04%)
ダッチ・ブロス<BROS> 31.53(+3.11 +10.94%)
ショールズ<SHLS> 7.50(-1.31 -14.83%)
アリスタ<ANET> 293.47(+19.48 +7.11%)
アイロボット<IRBT> 10.18(+1.16 +12.86%)
アップル<AAPL> 182.54(+0.14 +0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 411.76(+2.42 +0.59%)
アマゾン<AMZN> 187.55(-1.22 -0.64%)
アルファベットC<GOOG> 171.71(-1.28 -0.74%)
テスラ<TSLA> 174.39(-3.42 -1.92%)
メタ<META> 473.25(+5.01 +1.07%)
AMD<AMD> 153.23(-1.20 -0.78%)
エヌビディア<NVDA> 900.83(-4.71 -0.52%)
イーライリリー<LLY> 775.40(-2.37 -0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース