2025年11月27日 2時34分
ネットアップが決算 通期1株利益の見通しを上方修正 ただ、株価は下落=米国株個別
(NY時間12:31)(日本時間02:31)
ネットアップ<NTAP> 110.00(-1.48 -1.33%)
データストレージのネットアップ<NTAP>が前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期1株利益の見通しを上方修正した。
アナリストは「同社は予想以上にうまく業務を遂行しており、ストレージ需要がまちまちの中でも、NAND価格上昇という厳しい環境下で1株利益を改善させている。需要は安定しており、米公共部門の売上高は政府機関閉鎖にもかかわらず回復の兆しを見せ、フラッシュ事業の反発も予想以上だった」と述べている。
また、「同社はNANDやHDDの急激な値上がりに対して、クラウドおよびストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)比率の拡大が効いていることがうかがえる。ただし 、ハードウェアの売上高が依然として約25%を占めるため、同社がNAND価格を事前に固定する契約を結んでいる可能性がある」とも語った。
同社は27年度に向けて利益を維持できる公算があり、必要に応じて値上げを実施することでコスト上昇を相殺できると見ているという。
ただ、株価は時間外で上昇していたものの、通常取引に入ると売りに押される展開。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.05ドル(予想:1.88ドル)
・売上高:17.1億ドル 2.8%増(予想:16.9億ドル)
ハイブリッドクラウド:15.3億ドル(予想:15.2億ドル)
製品:7.88億ドル(予想:7.71億ドル)
サポート:6.47億ドル(予想:6.47億ドル)
パブリッククラウド:1.71億ドル(予想:1.72億ドル)
・粗利益率(調整後):72.6%(予想:70.9%)
(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.01~2.11ドル(予想:2.06ドル)
・売上高:16.2~17.7億ドル(予想:17.1億ドル)
(26年度通期見通し)
・1株利益(調整後):7.75~8.05ドル(従来:7.60~7.90ドル)(予想:7.75ドル)
・売上高:66.3~68.8億ドルを維持
・粗利益率(調整後):71.7~72.7%(従来:71~72%)
・営業利益率(調整後):29.5~30.5%(従来:28.8~29.8%)
【企業概要】
データ・ストレージを提供し、専用ハードウェアやソフトウェア、サービスで構成されるストレージ・ソリューションにより、オープン・ネットワーク環境におけるストレージ管理を世界中の企業、政府機関、大学向けに提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ネットアップ<NTAP> 110.00(-1.48 -1.33%)
データストレージのネットアップ<NTAP>が前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期1株利益の見通しを上方修正した。
アナリストは「同社は予想以上にうまく業務を遂行しており、ストレージ需要がまちまちの中でも、NAND価格上昇という厳しい環境下で1株利益を改善させている。需要は安定しており、米公共部門の売上高は政府機関閉鎖にもかかわらず回復の兆しを見せ、フラッシュ事業の反発も予想以上だった」と述べている。
また、「同社はNANDやHDDの急激な値上がりに対して、クラウドおよびストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)比率の拡大が効いていることがうかがえる。ただし 、ハードウェアの売上高が依然として約25%を占めるため、同社がNAND価格を事前に固定する契約を結んでいる可能性がある」とも語った。
同社は27年度に向けて利益を維持できる公算があり、必要に応じて値上げを実施することでコスト上昇を相殺できると見ているという。
ただ、株価は時間外で上昇していたものの、通常取引に入ると売りに押される展開。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.05ドル(予想:1.88ドル)
・売上高:17.1億ドル 2.8%増(予想:16.9億ドル)
ハイブリッドクラウド:15.3億ドル(予想:15.2億ドル)
製品:7.88億ドル(予想:7.71億ドル)
サポート:6.47億ドル(予想:6.47億ドル)
パブリッククラウド:1.71億ドル(予想:1.72億ドル)
・粗利益率(調整後):72.6%(予想:70.9%)
(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):2.01~2.11ドル(予想:2.06ドル)
・売上高:16.2~17.7億ドル(予想:17.1億ドル)
(26年度通期見通し)
・1株利益(調整後):7.75~8.05ドル(従来:7.60~7.90ドル)(予想:7.75ドル)
・売上高:66.3~68.8億ドルを維持
・粗利益率(調整後):71.7~72.7%(従来:71~72%)
・営業利益率(調整後):29.5~30.5%(従来:28.8~29.8%)
【企業概要】
データ・ストレージを提供し、専用ハードウェアやソフトウェア、サービスで構成されるストレージ・ソリューションにより、オープン・ネットワーク環境におけるストレージ管理を世界中の企業、政府機関、大学向けに提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース