（NY時間09:53）（日本時間22:53）
イーベイ<EBAY>　89.10（+11.54　+14.87%）

　ｅコマースのイーベイ<EBAY>が大幅高。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。総取扱高（ＧＭＶ）も予想を上回っている。第３四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示した。米国の関税政策が変化する中でも消費の底堅さが続くとの楽観的な見方が示されている。

　イアノーネＣＥＯは「米消費者の購買力が様々な商品カテゴリーで伸びており、欧州市場での需要の弱さを相殺している。また、同社のプラットフォームは関税への耐性が高い」と述べた。

　今回の決算は重点カテゴリー全体で幅広い成長が見られ、特に米国市場とコレクティブル（収集品）が大きく貢献していた。

　アナリストは「成長の持続性が最大の焦点だが、概ね持続可能と考えている。ただし、いくつかの一時的な要因が短期的な追い風になっている面もある」と指摘。その上で、流通総取引額（ＧＭＶ）の見通しを引き上げた。

（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：1.37ドル（予想：1.30ドル）
・売上高：27.3億ドル　6.1％増（予想：26.4億ドル）
・アクティブ・バイヤー：1億3400万人（予想：1億3442万人）
・総取扱高（GMV）：195.1億ドル（予想：188.8億ドル）
　　米国：94.3億ドル（予想：89.6億ドル）
　　海外：100.9億ドル（予想：99.4億ドル）

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：26.9～27.4億ドル（予想：26.5億ドル）
・１株利益（調整後）：1.29～1.34ドル（予想：1.31ドル）
・総取扱高（GMV）：192～196億ドル

【企業概要】
　世界の買い手と売り手を繋ぐマーケットプレイスプラットフォームを運営する。買い手に世界の幅広い関連在庫と選択肢を提供し、売り手は世界の買い手にアクセスできるマーケットプレイスは、コレクター商品、ファッション、電子機器、ホーム＆ガーデンなどの多様な製品分野を擁し、すべての取引支払いを管理する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース