2025年3月4日 6時47分
ダウ平均が大幅安 ISM指数とトランプ関税で警戒感が強める=米国株概況
NY株式3日(NY時間16:34)(日本時間06:34)
ダウ平均 43191.24(-649.67 -1.48%)
S&P500 5849.72(-104.78 -1.76%)
ナスダック 18350.19(-497.09 -2.64%)
CME日経平均先物 37400(大証終比:-460 -1.23%)
きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも大幅安。ダウ平均は一時900ドル超下落する場面も見られた。本日から3月相場に入ったが、上値が重い展開が見られている。IT・ハイテク株が下げをリードしていたが、特にエヌビディア<NVDA>の下げが全体の雰囲気を圧迫した。
この日発表の2月のISM製造業景気指数を受けてダウ平均は下げに転じた。全体指数は50.3と予想は下回ったものの、50の水準を維持した。ただ、新規受注や雇用指数は50の水準を下回っている一方、仕入価格は62.4に急伸している点にネガティブな反応を見せている模様。
また、トランプ大統領の関税の発言が売りを加速。カナダとメキシコ、中国への明日の関税賦課に再言及したほか、4月に輸入農産品への関税の可能性にも言及した。
2月相場はトランプ関税と弱い米経済指標が米株式市場を圧迫していたが、その構図が本日も出ていた。今週は金曜日に2月の米雇用統計などの重要指標が発表され、結果と反応が注目される。
仮想通貨関連株が下げに転じた。トランプ大統領が2日、暗号資産(仮想通貨)の戦略備蓄を進める計画を明らかにし、ビットコイン以外も準備に含める考えも示した。これを受けて日曜日にビットコインが急伸し、週明けの関連株は買いが強まっていたが、市場の雰囲気が急変したことで下げに転じた。
エネルギー株が下落。OPECプラスが4月に日量13万8000バレルの増産を実施すると伝わった。これは2年以上停止していた生産を復活させるための一連の月次増産計画の第一弾となる。このニュースを受けて原油相場が下落しており、一時67ドル台に下落する場面も見られた。
半導体デバイス開発を手掛けるアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が大幅高。同業のオン・セミ<ON>が同社の買収に関心を示していると伝わった。
カプリ<CPRI>が上昇。イタリアのアパレルブランドのプラダが同業のヴェルサーチェの買収で合意に近づいていると報じられた。ヴェルサーチェはカプリ傘下。
AI広告のアップロビン<APP>が続伸。同社は先週末引け後に約17.7億ドル残っている自社株買いプログラムの四半期ごとの購入限度額を変更した。
エクソンモービル<XOM> 107.76(-3.57 -3.21%)
シェブロン<CVX> 153.09(-5.53 -3.49%)
シュルンベルジェ<SLB> 39.82(-1.84 -4.42%)
オキシデンタル<OXY> 46.45(-2.39 -4.89%)
コインベース<COIN> 205.75(-9.87 -4.58%)
MARA<MARA> 13.79(-0.13 -0.93%)
ライオット<RIOT> 8.86(-0.42 -4.53%)
マイクロストラテジー<MSTR> 250.92(-4.51 -1.77%)
アップロビン<APP> 337.34(+11.60 +3.56%)
カプリ<CPRI> 22.83(+0.85 +3.87%)
アレグロ<ALGM> 25.62(+3.32 +14.89%)
アップル<AAPL> 238.03(-3.81 -1.58%)
マイクロソフト<MSFT> 388.49(-8.50 -2.14%)
アマゾン<AMZN> 205.02(-7.26 -3.42%)
アルファベットC<GOOG> 168.66(-3.56 -2.07%)
テスラ<TSLA> 284.65(-8.33 -2.84%)
メタ<META> 655.05(-13.15 -1.97%)
AMD<AMD> 98.23(-1.63 -1.63%)
エヌビディア<NVDA> 114.06(-10.86 -8.69%)
イーライリリー<LLY> 929.72(+9.09 +0.99%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 43191.24(-649.67 -1.48%)
S&P500 5849.72(-104.78 -1.76%)
ナスダック 18350.19(-497.09 -2.64%)
CME日経平均先物 37400(大証終比:-460 -1.23%)
きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも大幅安。ダウ平均は一時900ドル超下落する場面も見られた。本日から3月相場に入ったが、上値が重い展開が見られている。IT・ハイテク株が下げをリードしていたが、特にエヌビディア<NVDA>の下げが全体の雰囲気を圧迫した。
この日発表の2月のISM製造業景気指数を受けてダウ平均は下げに転じた。全体指数は50.3と予想は下回ったものの、50の水準を維持した。ただ、新規受注や雇用指数は50の水準を下回っている一方、仕入価格は62.4に急伸している点にネガティブな反応を見せている模様。
また、トランプ大統領の関税の発言が売りを加速。カナダとメキシコ、中国への明日の関税賦課に再言及したほか、4月に輸入農産品への関税の可能性にも言及した。
2月相場はトランプ関税と弱い米経済指標が米株式市場を圧迫していたが、その構図が本日も出ていた。今週は金曜日に2月の米雇用統計などの重要指標が発表され、結果と反応が注目される。
仮想通貨関連株が下げに転じた。トランプ大統領が2日、暗号資産(仮想通貨)の戦略備蓄を進める計画を明らかにし、ビットコイン以外も準備に含める考えも示した。これを受けて日曜日にビットコインが急伸し、週明けの関連株は買いが強まっていたが、市場の雰囲気が急変したことで下げに転じた。
エネルギー株が下落。OPECプラスが4月に日量13万8000バレルの増産を実施すると伝わった。これは2年以上停止していた生産を復活させるための一連の月次増産計画の第一弾となる。このニュースを受けて原油相場が下落しており、一時67ドル台に下落する場面も見られた。
半導体デバイス開発を手掛けるアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が大幅高。同業のオン・セミ<ON>が同社の買収に関心を示していると伝わった。
カプリ<CPRI>が上昇。イタリアのアパレルブランドのプラダが同業のヴェルサーチェの買収で合意に近づいていると報じられた。ヴェルサーチェはカプリ傘下。
AI広告のアップロビン<APP>が続伸。同社は先週末引け後に約17.7億ドル残っている自社株買いプログラムの四半期ごとの購入限度額を変更した。
エクソンモービル<XOM> 107.76(-3.57 -3.21%)
シェブロン<CVX> 153.09(-5.53 -3.49%)
シュルンベルジェ<SLB> 39.82(-1.84 -4.42%)
オキシデンタル<OXY> 46.45(-2.39 -4.89%)
コインベース<COIN> 205.75(-9.87 -4.58%)
MARA<MARA> 13.79(-0.13 -0.93%)
ライオット<RIOT> 8.86(-0.42 -4.53%)
マイクロストラテジー<MSTR> 250.92(-4.51 -1.77%)
アップロビン<APP> 337.34(+11.60 +3.56%)
カプリ<CPRI> 22.83(+0.85 +3.87%)
アレグロ<ALGM> 25.62(+3.32 +14.89%)
アップル<AAPL> 238.03(-3.81 -1.58%)
マイクロソフト<MSFT> 388.49(-8.50 -2.14%)
アマゾン<AMZN> 205.02(-7.26 -3.42%)
アルファベットC<GOOG> 168.66(-3.56 -2.07%)
テスラ<TSLA> 284.65(-8.33 -2.84%)
メタ<META> 655.05(-13.15 -1.97%)
AMD<AMD> 98.23(-1.63 -1.63%)
エヌビディア<NVDA> 114.06(-10.86 -8.69%)
イーライリリー<LLY> 929.72(+9.09 +0.99%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美