（NY時間14:47）（日本時間04:47）
ヒムズ＆ハーズ<HIMS>　50.80（-15.61　-23.51%）

　減量薬の調剤版を販売する遠隔医療プラットフォームのヒムズ＆ハーズ<HIMS>が大幅安。ＦＤＡがデンマークのノボ・ノルディスク社の減量薬ウェゴヴィの品薄状態が解消されたと発表したことで売りが強まっている。

　同社はウェゴヴィの調剤版をブランド薬よりも安く販売しており注目を集めていた。米国の規制では、薬品が不足している場合には、個々の患者に合わせた正規薬品の調剤版を製造することが認められている。

　アナリストは「今回の決定を巡って訴訟が起こされることは確実だが、これによりＧＬＰ－１の調剤版は事実上終了するだろう」と述べている。

　なお、同社は、処方、用量、または形状が個人の臨床的利益のために変更される場合に調剤を認める免除規定に基づいた「連邦食品・医薬品・化粧品法（ＦＤＣＡ）」の５０３Ａ条項を使用してＧＬＰ－１の調剤を継続する意向を示している。

【企業概要】
　ヘルスケア向けのクラウドベースのテクノロジーを設計・構築する。セクシャルヘルス、脱毛・皮膚科、プライマリーケア、ビヘイビアヘルスなどの専門分野におけるケアの為に、独自のウェブサイト、遠隔医療プラットフォーム、電子カルテシステム、薬局との連携で、モバイルファーストのサービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース