（NY時間10:36）（日本時間23:36）
アクセンチュア<ACN>　353.09（-27.35　-7.19%）

　経営コンサルタントのアクセンチュア<ACN>が下落。取引開始前に１２－２月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ブッキングが予想を下回ったほか、ガイダンスで通期の１株利益、売上高とも下方修正したことが嫌気されている模様。

　アナリストは「同社の生成ＡＩの好調なブッキングがマクロ的な圧力によって相殺された」と述べた。一方、「２％減少した低調なブッキングは、企業が他のＩＴプロジェクトを引き続き抑制し、ＡＩに資金を振り向けていることを示唆している」とも語った。

（１２－２月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：2.77ドル（予想：2.65ドル）
・売上高：158.0億ドル（予想：158.2億ドル）
　　通信・メディア・テクノロジー：26.5億ドル（予想：25.8億ドル）
　　金融サービス：28.1億ドル（予想：29.8億ドル）
　　製品：47.6億ドル（予想：47.8億ドル）
　　資源：22.4億ドル（予想：22.7億ドル）
・粗利益率：30.9％（予想：30.7％）
・FCF：19.9億ドル（予想：26.1億ドル）
・ブッキング：215.8億ドル（予想：218.1億ドル）

（３－５月・第３四半期見通し）
・売上高：162.5～168.5億ドル（予想：170.3億ドル）

（２４年度通期見通し）
・1株利益（調整後）：11.97～12.20ドル（従来：11.97～12.32ドル）（予想：12.22ドル）
・売上高：1～3％増（従来：2～5％増）
・FCF：87～93億ドルに据え置き（予想：96.4億ドル）

【企業概要】
　戦略・コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションの各分野で幅広く、デジタル機能を備えたプロフェッショナルサービスを世界で提供する。通信・メディア・テクノロジー、金融サービス、医療・公共サービス、製品、資源の各産業グループに関する専門知識を活かして、顧客に価値を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美