2024年3月13日 18時24分
【↓】日経平均 大引け| 3日続落、日銀の政策変更前倒し思惑で売り優勢 (3月13日)
日経平均株価
始値 39059.95
高値 39147.80(09:22)
安値 38452.57(12:41)
大引け 38695.97(前日比 -101.54 、 -0.26% )
売買高 16億4871万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4428億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、朝方高く始まるも買い続かず
2.米株市場はCPI上振れも影響受けず、主要株価指数上昇
3.大企業賃上げの動きが日銀の政策変更前倒しの思惑呼ぶ
4.3月期末を控え年金基金によるリバランス売りなども警戒
5.値下がり銘柄数は1100を上回り、全体の7割近くを占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比235ドル高と続伸した。エヌビディア<NVDA>の上昇を受けハイテク株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、方向感の定まらない展開となり、日経平均株価は朝高後に軟化しマイナス圏で引けた。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的。
13日の東京市場は、朝方はリスク選好ムードで始まった。前日の米国株市場では、2月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったもののこれを嫌気する動きとはならず、NYダウなど主要株価指数が上昇、半導体関連などを中心にハイテク株への買いが目立ったことで、東京市場でも投資家心理が改善した。ただ、本日は春闘の集中回答日となったが、思いのほか大企業の賃上げの動きが活発だった。これを受けて日銀が来週行う金融政策決定会合でマイナス金利解除に動くとの見方が広がり、全体相場の上値を押さえた。3月期末が近づくなか、年金基金のリバランス売りも警戒された。大引け時点で値下がり銘柄数は1100を上回り、プライム上場銘柄の7割近い銘柄が下落した。
個別では、トヨタ自動車<7203>が軟調。川崎汽船<9107>も売り優勢だったほか、三井E&S<7003>の下値模索が続いた。野村マイクロ・サイエンス<6254>が安く、TOWA<6315>も軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。KDDI<9433>が値を下げ、三井ハイテック<6966>は急落となった。このほかキヤノン電子<7739>の下げも目立つ。ソースネクスト<4344>が値下がり率トップとなった。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>がしっかり、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>なども堅調。富士通<6702>も買いが優勢だった。さくらインターネット<3778>が大きく切り返しストップ高、極東証券<8706>も値幅制限いっぱいに買われた。Gunosy<6047>が値を飛ばしたほか、Fast Fitness Japan<7092>も大きく上値を伸ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>、日東電 <6988>、塩野義 <4507>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約115円。うち88円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、中外薬 <4519>、ダイキン <6367>、第一三共 <4568>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約95円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)非鉄金属、(3)保険業、(4)証券商品先物、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉱業、(4)医薬品、(5)機械。
■個別材料株
△アウン <2459> [東証S]
新サービス「SEOガイド」の提供を開始。
△アールプラン <2983> [東証G]
24年1月期の営業利益予想を上方修正。
△川田テク <3443> [東証P]
今期利益・配当予想の上方修正を好感。
△ザッパラス <3770> [東証S]
今期営業益予想の上方修正と自社株買いをポジティブ視。
△さくらネット <3778> [東証P]
AI・半導体関連株のリバウンドの流れに乗る。
△アーキテクツ <6085> [東証G]
中期計画公表と資金調達の実施で業績底入れ期待膨らむ。
△ACSL <6232> [東証G]
防衛装備庁向け大型案件受注を材料視。
△ナガオカ <6239> [東証S]
配当予想7円増額と自社株買いを材料視。
△のむら産業 <7131> [東証S]
包装関連堅調で11~1月期経常益2倍。
△極東証券 <8706> [東証P]
配当性向70%への引き上げと大幅増配予定。
▼三井ハイテク <6966> [東証P]
25年1月期業績予想が中計目標を下回る。
▼ジャパンMA <9236> [東証G]
11~1月営業益70%減を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)極東証券 <8706>、(2)さくらネット <3778>、(3)Gunosy <6047>、(4)FFJ <7092>、(5)川田テク <3443>、(6)Lドリンク <2585>、(7)カゴメ <2811>、(8)柿安本店 <2294>、(9)日本駐車場 <2353>、(10)サカタINX <4633>。
値下がり率上位10傑は(1)ソースネクス <4344>、(2)三井ハイテク <6966>、(3)キヤノン電 <7739>、(4)ストライク <6196>、(5)サンアスタ <4053>、(6)Vコマース <2491>、(7)ラクーンHD <3031>、(8)ブレーキ <7238>、(9)霞ヶ関C <3498>、(10)セルソース <4880>。
【大引け】
日経平均は前日比101.54円(0.26%)安の3万8695.97円。TOPIXは前日比8.73(0.33%)安の2648.51。出来高は概算で16億4871万株。東証プライムの値上がり銘柄数は468、値下がり銘柄数は1141となった。東証グロース250指数は739.11ポイント(12.46ポイント安)。
[2024年3月13日]
株探ニュース
始値 39059.95
高値 39147.80(09:22)
安値 38452.57(12:41)
大引け 38695.97(前日比 -101.54 、 -0.26% )
売買高 16億4871万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4428億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、朝方高く始まるも買い続かず
2.米株市場はCPI上振れも影響受けず、主要株価指数上昇
3.大企業賃上げの動きが日銀の政策変更前倒しの思惑呼ぶ
4.3月期末を控え年金基金によるリバランス売りなども警戒
5.値下がり銘柄数は1100を上回り、全体の7割近くを占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比235ドル高と続伸した。エヌビディア<NVDA>の上昇を受けハイテク株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、方向感の定まらない展開となり、日経平均株価は朝高後に軟化しマイナス圏で引けた。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的。
13日の東京市場は、朝方はリスク選好ムードで始まった。前日の米国株市場では、2月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったもののこれを嫌気する動きとはならず、NYダウなど主要株価指数が上昇、半導体関連などを中心にハイテク株への買いが目立ったことで、東京市場でも投資家心理が改善した。ただ、本日は春闘の集中回答日となったが、思いのほか大企業の賃上げの動きが活発だった。これを受けて日銀が来週行う金融政策決定会合でマイナス金利解除に動くとの見方が広がり、全体相場の上値を押さえた。3月期末が近づくなか、年金基金のリバランス売りも警戒された。大引け時点で値下がり銘柄数は1100を上回り、プライム上場銘柄の7割近い銘柄が下落した。
個別では、トヨタ自動車<7203>が軟調。川崎汽船<9107>も売り優勢だったほか、三井E&S<7003>の下値模索が続いた。野村マイクロ・サイエンス<6254>が安く、TOWA<6315>も軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。KDDI<9433>が値を下げ、三井ハイテック<6966>は急落となった。このほかキヤノン電子<7739>の下げも目立つ。ソースネクスト<4344>が値下がり率トップとなった。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>がしっかり、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>なども堅調。富士通<6702>も買いが優勢だった。さくらインターネット<3778>が大きく切り返しストップ高、極東証券<8706>も値幅制限いっぱいに買われた。Gunosy<6047>が値を飛ばしたほか、Fast Fitness Japan<7092>も大きく上値を伸ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>、日東電 <6988>、塩野義 <4507>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約115円。うち88円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、中外薬 <4519>、ダイキン <6367>、第一三共 <4568>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約95円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)非鉄金属、(3)保険業、(4)証券商品先物、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉱業、(4)医薬品、(5)機械。
■個別材料株
△アウン <2459> [東証S]
新サービス「SEOガイド」の提供を開始。
△アールプラン <2983> [東証G]
24年1月期の営業利益予想を上方修正。
△川田テク <3443> [東証P]
今期利益・配当予想の上方修正を好感。
△ザッパラス <3770> [東証S]
今期営業益予想の上方修正と自社株買いをポジティブ視。
△さくらネット <3778> [東証P]
AI・半導体関連株のリバウンドの流れに乗る。
△アーキテクツ <6085> [東証G]
中期計画公表と資金調達の実施で業績底入れ期待膨らむ。
△ACSL <6232> [東証G]
防衛装備庁向け大型案件受注を材料視。
△ナガオカ <6239> [東証S]
配当予想7円増額と自社株買いを材料視。
△のむら産業 <7131> [東証S]
包装関連堅調で11~1月期経常益2倍。
△極東証券 <8706> [東証P]
配当性向70%への引き上げと大幅増配予定。
▼三井ハイテク <6966> [東証P]
25年1月期業績予想が中計目標を下回る。
▼ジャパンMA <9236> [東証G]
11~1月営業益70%減を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)極東証券 <8706>、(2)さくらネット <3778>、(3)Gunosy <6047>、(4)FFJ <7092>、(5)川田テク <3443>、(6)Lドリンク <2585>、(7)カゴメ <2811>、(8)柿安本店 <2294>、(9)日本駐車場 <2353>、(10)サカタINX <4633>。
値下がり率上位10傑は(1)ソースネクス <4344>、(2)三井ハイテク <6966>、(3)キヤノン電 <7739>、(4)ストライク <6196>、(5)サンアスタ <4053>、(6)Vコマース <2491>、(7)ラクーンHD <3031>、(8)ブレーキ <7238>、(9)霞ヶ関C <3498>、(10)セルソース <4880>。
【大引け】
日経平均は前日比101.54円(0.26%)安の3万8695.97円。TOPIXは前日比8.73(0.33%)安の2648.51。出来高は概算で16億4871万株。東証プライムの値上がり銘柄数は468、値下がり銘柄数は1141となった。東証グロース250指数は739.11ポイント(12.46ポイント安)。
[2024年3月13日]
株探ニュース