2024年2月21日 6時33分
ダウ平均は小幅続落 ナスダックは大幅安 明日のエヌビディア決算に注目=米国株概況
NY株式20日(NY時間16:23)(日本時間06:23)
ダウ平均 38563.80(-64.19 -0.17%)
S&P500 4975.51(-30.06 -0.60%)
ナスダック 15630.79(-144.86 -0.92%)
CME日経平均先物 38260(大証終比:-250 -0.65%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅続落。一方、IT・ハイテク株は売りが続き、ナスダックも下落した。先週は予想を上回るインフレ指標の発表により、FRBの早期利下げ期待が後退。年内の累計の利下げ幅の見通しも1.00%ポイントを下回っている状況となっている。一時は1.50%ポイントまで期待が高まっていた。
最高値圏で過熱感も出ていた米株式市場の調整には都合の良いきっかけとなった模様。ただ、上値期待は依然として根強く、下値では押し目を拾う動きも出ている模様。マグニフィセント7など大手IT・ハイテク株への売りが強まっているが、短期的との見方も出ている。
市場は明日のエヌビディア<NVDA>の11-1月期決算(第4四半期)に注目している。日本時間では木曜日の早朝。データセンター部門でのAIチップの需要が旺盛で、コンセンサス予想では売上高が204億ドル、売上高の80%超を占めるようになったデータセンター部門は172億ドルの売上高が見込まれている。引き続き好調な決算が期待されているが、株価も年初から上げが続き、年初来で既に46%上昇している。決算に対して市場がどのような反応を見せるか次第で、今週のIT・ハイテク株の動きが決まるとの声も出ているようだ。
アナリストからは、同社の成長は5-7月期あたりから鈍化するとの予想も出ている。コンセンサスの売上高見通しが自身の予想に接近しており、足元の期待もかなり高まっていることを考えれば、上振れ余地は限られると見ているようだ。ただ、中央処理装置などの市場に進出することで、長期的に利益を得られると確信しているとも指摘している。
スマートTVメーカーのビジオ<VZIO>が大幅高。ウォルマート<WMT>が同社を1株11.50ドルで買収すると発表した。
ウォルマート<WMT>が決算を受け上昇。米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。同社はまた、スマートTVメーカーのビジオ<VZIO>の買収も発表。
ディスカバー・ファイナンシャル<DFS>が大幅高。米銀キャピタル・ワン<COF>が同社を買収することで合意した。これを受けてビザ<V>やマスターカード<MA>が下落。
スーパー・マイクロ<SMCI>が本日も利益確定売りが強まり、一時692ドルまで下落。ただ、本日はアナリストから目標株価の引き上げが伝わり、1300ドルに引き上げていた。ウォール街では最も強気。
アイオバンス・バイオセラピューティクス<IOVA>が大幅高。先週末の引け後にFDAが進行性メラノーマ治療薬「アムタグビ」の早期承認を認めたと発表した。
鉱山開発のSSRマイニング<SSRM>が下落。トルコのコプラー金鉱山で地滑りが発生したが、トルコ政府は同社に罰金を科し、数百万トンの廃棄物の撤去費用を負担させる予定だと伝わった。
RAPTセラピューティクス<RAPT>が急落。FDAが同社の炎症用リードアセットの2つの中間段階の臨床試験を保留にしたと発表した。アナリストはこの保留を大きな後退と指摘している。
ビゼオ<VZIO> 11.08(+1.55 +16.26%)
ウォルマート<WMT> 175.86(+5.50 +3.23%)
ディスカバー<DFS> 124.42(+13.93 +12.61%)
キャピタル・ワン<COF> 137.39(+0.16 +0.12%)
ビザ<V> 275.15(-3.41 -1.22%)
マスターカード<MA> 451.75(-16.38 -3.50%)
アイオバンス<IOVA> 12.03(+2.88 +31.48%)
SSRマイニング<SSRM> 4.62(-0.29 -5.91%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 787.57(-15.75 -1.96%)
RAPT<RAPT> 6.87(-19.10 -73.55%)
アップル<AAPL> 181.56(-0.75 -0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 402.79(-1.27 -0.31%)
アマゾン<AMZN> 167.08(-2.43 -1.43%)
アルファベットC<GOOG> 142.20(+0.44 +0.31%)
テスラ<TSLA> 193.76(-6.19 -3.10%)
メタ<META> 471.75(-1.57 -0.33%)
AMD<AMD> 165.69(-8.18 -4.70%)
エヌビディア<NVDA> 694.52(-31.61 -4.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38563.80(-64.19 -0.17%)
S&P500 4975.51(-30.06 -0.60%)
ナスダック 15630.79(-144.86 -0.92%)
CME日経平均先物 38260(大証終比:-250 -0.65%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅続落。一方、IT・ハイテク株は売りが続き、ナスダックも下落した。先週は予想を上回るインフレ指標の発表により、FRBの早期利下げ期待が後退。年内の累計の利下げ幅の見通しも1.00%ポイントを下回っている状況となっている。一時は1.50%ポイントまで期待が高まっていた。
最高値圏で過熱感も出ていた米株式市場の調整には都合の良いきっかけとなった模様。ただ、上値期待は依然として根強く、下値では押し目を拾う動きも出ている模様。マグニフィセント7など大手IT・ハイテク株への売りが強まっているが、短期的との見方も出ている。
市場は明日のエヌビディア<NVDA>の11-1月期決算(第4四半期)に注目している。日本時間では木曜日の早朝。データセンター部門でのAIチップの需要が旺盛で、コンセンサス予想では売上高が204億ドル、売上高の80%超を占めるようになったデータセンター部門は172億ドルの売上高が見込まれている。引き続き好調な決算が期待されているが、株価も年初から上げが続き、年初来で既に46%上昇している。決算に対して市場がどのような反応を見せるか次第で、今週のIT・ハイテク株の動きが決まるとの声も出ているようだ。
アナリストからは、同社の成長は5-7月期あたりから鈍化するとの予想も出ている。コンセンサスの売上高見通しが自身の予想に接近しており、足元の期待もかなり高まっていることを考えれば、上振れ余地は限られると見ているようだ。ただ、中央処理装置などの市場に進出することで、長期的に利益を得られると確信しているとも指摘している。
スマートTVメーカーのビジオ<VZIO>が大幅高。ウォルマート<WMT>が同社を1株11.50ドルで買収すると発表した。
ウォルマート<WMT>が決算を受け上昇。米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。同社はまた、スマートTVメーカーのビジオ<VZIO>の買収も発表。
ディスカバー・ファイナンシャル<DFS>が大幅高。米銀キャピタル・ワン<COF>が同社を買収することで合意した。これを受けてビザ<V>やマスターカード<MA>が下落。
スーパー・マイクロ<SMCI>が本日も利益確定売りが強まり、一時692ドルまで下落。ただ、本日はアナリストから目標株価の引き上げが伝わり、1300ドルに引き上げていた。ウォール街では最も強気。
アイオバンス・バイオセラピューティクス<IOVA>が大幅高。先週末の引け後にFDAが進行性メラノーマ治療薬「アムタグビ」の早期承認を認めたと発表した。
鉱山開発のSSRマイニング<SSRM>が下落。トルコのコプラー金鉱山で地滑りが発生したが、トルコ政府は同社に罰金を科し、数百万トンの廃棄物の撤去費用を負担させる予定だと伝わった。
RAPTセラピューティクス<RAPT>が急落。FDAが同社の炎症用リードアセットの2つの中間段階の臨床試験を保留にしたと発表した。アナリストはこの保留を大きな後退と指摘している。
ビゼオ<VZIO> 11.08(+1.55 +16.26%)
ウォルマート<WMT> 175.86(+5.50 +3.23%)
ディスカバー<DFS> 124.42(+13.93 +12.61%)
キャピタル・ワン<COF> 137.39(+0.16 +0.12%)
ビザ<V> 275.15(-3.41 -1.22%)
マスターカード<MA> 451.75(-16.38 -3.50%)
アイオバンス<IOVA> 12.03(+2.88 +31.48%)
SSRマイニング<SSRM> 4.62(-0.29 -5.91%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 787.57(-15.75 -1.96%)
RAPT<RAPT> 6.87(-19.10 -73.55%)
アップル<AAPL> 181.56(-0.75 -0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 402.79(-1.27 -0.31%)
アマゾン<AMZN> 167.08(-2.43 -1.43%)
アルファベットC<GOOG> 142.20(+0.44 +0.31%)
テスラ<TSLA> 193.76(-6.19 -3.10%)
メタ<META> 471.75(-1.57 -0.33%)
AMD<AMD> 165.69(-8.18 -4.70%)
エヌビディア<NVDA> 694.52(-31.61 -4.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美