ゲーム販売のゲームストップ<GME>が引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、１株損益の赤字は予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を下回った。同社は取締役会においてコーエン氏を執行会長に選任したことを明らかにした。コーエン氏は資本配分と経営を監督する。これに伴いファーロングＣＥＯが解任された。コーエン氏はオンラインペットショップのチューイー<CHWY>の創業者。

　オンラインゲームが隆盛となる中で同社は対応に苦慮している。ファーロング前ＣＥＯは人員削減と店舗閉鎖もあって、同社は第４四半期に黒字を達成していたが、第１四半期は再び赤字に転落した。

　ファーロング前ＣＥＯの解任についてコーエン氏は「２０２１年に同社株が歴史的な高騰を見せたにもかかわらず、彼はブランドへの関心を生かすことに失敗した。経営陣はＷｅｂ３や実店舗の様々なビジネスモデルの実験にも失敗してきた」と述べた。

　株価は時間外で１８％の大幅安。

（２－４月・第１四半期）
・1株損益（調整後）：-0.14ドル（予想：-0.17ドル）
・売上高：12.4億ドル（予想：13.4億ドル）
　　ハードウェアおよびアクセサリー：7.26億ドル（予想：6.97億ドル）
　　ソフトウェア：3.38億ドル（予想：4.09億ドル）
　　コレクターズアイテム：1.73億ドル（予想：2.32億ドル）

（NY時間16:52）時間外
ゲームストップ<GME>　21.36（-4.75　-18.19%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美