2023年12月27日 6時31分
ダウ平均は反発 高値警戒感とともにクリスマス・ラリーへの期待感根強い=米国株概況
NY株式26日(NY時間16:20)(日本時間06:20)
ダウ平均 37545.33(+159.36 +0.43%)
S&P500 4774.75(+20.12 +0.42%)
ナスダック 15074.57(+81.60 +0.54%)
CME日経平均先物 33485(大証終比:+265 +0.79%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。NY市場はクリスマス明けの相場がスタートしたが、高値警戒感と同時に年末にかけてのクリスマス・ラリーへの期待感が根強い。エコノミストからは来年は各国でインフレが正常な水準に戻るとの見方が少なくない。2024年末までには大半の主要国でインフレは目標値かそれに近い水準に達しているはずだという。インフレ低下は家計の購買力を高め、中銀の利下げを可能にすることから、成長をサポートするというのが楽観的なソフトランディングのシナリオだ。
米インフレはFRBが重視するPCEデフレータで2.2%まで鈍化するとの見通しも出ている。先週発表の11月のPCEデフレータは総合指数で2.6%まで鈍化し、コア指数も3.2%まで鈍化している。
すでに市場はそれを先取りし、FRBは来年3月に利下げを開始し、0.25%ずつなら5回以上の利下げを織り込んでいる。中には利下げ開始はもう少し後ずれするものの、大幅利下げがあるとの見方も出ている模様。
利下げとソフトランディングへの期待が米株式市場を支えている。
英プレミアムリーグのマンチェスター・ユナイテッド<MANU>が上昇。英資産家ラトクリフ氏が同クラブの株式取得を完了した。ラトクリフ氏はマンUの25%株式を1株33ドルで取得する。約54億ドルでの評価で、当初期待されていた60億ドルは下回る。
バイオテクノロジーのレイズバイオ<RYZB>が急伸。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が同社を買収することで合意した。全て現金での取引で、1株62.50ドルで買収する。先週末終値よりも2倍以上高い水準。
インテル<INTC>が上昇。取引開始前にイスラエル側とキルヤット・ガトのウエハー製造事業の拡大を支援するインセンティブ・パッケージで合意に達したと発表した。
3Dプリンターのストラタシス<SSYS>が大幅高。同社は24日、イスラエルの同業ナノ・ディメンション<NNDM>から現金約11億ドルでの買収提案を受けたと伝わった。
イスラエルの海運ジム・インテグレイティッド・シッピング・サービシズ<ZIM>が大幅反落。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶への攻撃が相次ぎ、このところの海運株は上昇が続いていた。ただ、紅海でのコンテナ船の運航を見合わせていたデンマークの海運大手マースクが24日、紅海南部とアデン湾での船舶運航再開に向けた準備を進めていると明らかにしたことで買いが一服している。
医薬品のマイルスートン・ファーマ<MIST>が大幅安。同社の発作性上室性頻拍の治療薬として自己投与するエトリパミル点鼻薬の新薬承認申請(NDA)について、FDAから申請拒否(RTF)レターを受領したと発表した。
バイオテクノロジーのアブサイ<ABSI>が大幅高となっており、今月は同社株として過去最高の月となる勢い。12月初旬にアストラゼネカ<AZN>との医薬品提携を発表して以来、株価は3倍近く急伸している。
マンU<MANU> 20.52(+0.68 +3.43%)
インテル<INTC> 50.50(+2.50 +5.21%)
ストラタシス<SSYS> 14.82(+1.71 +13.04%)
ナノ・ディメンション<NNDM> 2.50(+0.10 +4.17%)
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 10.25(-1.33 -11.49%)
レイズバイオ<RYZB> 61.40(+30.83 +100.85%)
マイルストーン・ファーマ<MIST> 1.99(-0.89 -30.90%)
アブサイ<ABSI> 4.00(+0.68 +20.48%)
アップル<AAPL> 193.05(-0.55 -0.28%)
マイクロソフト<MSFT> 374.66(+0.08 +0.02%)
アマゾン<AMZN> 153.41(-0.01 -0.01%)
アルファベットC<GOOG> 142.82(+0.10 +0.07%)
テスラ<TSLA> 256.61(+4.07 +1.61%)
メタ・プラットフォームズ<META> 354.81(+1.42 +0.40%)
AMD<AMD> 143.41(+3.81 +2.73%)
エヌビディア<NVDA> 492.79(+4.49 +0.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 37545.33(+159.36 +0.43%)
S&P500 4774.75(+20.12 +0.42%)
ナスダック 15074.57(+81.60 +0.54%)
CME日経平均先物 33485(大証終比:+265 +0.79%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。NY市場はクリスマス明けの相場がスタートしたが、高値警戒感と同時に年末にかけてのクリスマス・ラリーへの期待感が根強い。エコノミストからは来年は各国でインフレが正常な水準に戻るとの見方が少なくない。2024年末までには大半の主要国でインフレは目標値かそれに近い水準に達しているはずだという。インフレ低下は家計の購買力を高め、中銀の利下げを可能にすることから、成長をサポートするというのが楽観的なソフトランディングのシナリオだ。
米インフレはFRBが重視するPCEデフレータで2.2%まで鈍化するとの見通しも出ている。先週発表の11月のPCEデフレータは総合指数で2.6%まで鈍化し、コア指数も3.2%まで鈍化している。
すでに市場はそれを先取りし、FRBは来年3月に利下げを開始し、0.25%ずつなら5回以上の利下げを織り込んでいる。中には利下げ開始はもう少し後ずれするものの、大幅利下げがあるとの見方も出ている模様。
利下げとソフトランディングへの期待が米株式市場を支えている。
英プレミアムリーグのマンチェスター・ユナイテッド<MANU>が上昇。英資産家ラトクリフ氏が同クラブの株式取得を完了した。ラトクリフ氏はマンUの25%株式を1株33ドルで取得する。約54億ドルでの評価で、当初期待されていた60億ドルは下回る。
バイオテクノロジーのレイズバイオ<RYZB>が急伸。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が同社を買収することで合意した。全て現金での取引で、1株62.50ドルで買収する。先週末終値よりも2倍以上高い水準。
インテル<INTC>が上昇。取引開始前にイスラエル側とキルヤット・ガトのウエハー製造事業の拡大を支援するインセンティブ・パッケージで合意に達したと発表した。
3Dプリンターのストラタシス<SSYS>が大幅高。同社は24日、イスラエルの同業ナノ・ディメンション<NNDM>から現金約11億ドルでの買収提案を受けたと伝わった。
イスラエルの海運ジム・インテグレイティッド・シッピング・サービシズ<ZIM>が大幅反落。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶への攻撃が相次ぎ、このところの海運株は上昇が続いていた。ただ、紅海でのコンテナ船の運航を見合わせていたデンマークの海運大手マースクが24日、紅海南部とアデン湾での船舶運航再開に向けた準備を進めていると明らかにしたことで買いが一服している。
医薬品のマイルスートン・ファーマ<MIST>が大幅安。同社の発作性上室性頻拍の治療薬として自己投与するエトリパミル点鼻薬の新薬承認申請(NDA)について、FDAから申請拒否(RTF)レターを受領したと発表した。
バイオテクノロジーのアブサイ<ABSI>が大幅高となっており、今月は同社株として過去最高の月となる勢い。12月初旬にアストラゼネカ<AZN>との医薬品提携を発表して以来、株価は3倍近く急伸している。
マンU<MANU> 20.52(+0.68 +3.43%)
インテル<INTC> 50.50(+2.50 +5.21%)
ストラタシス<SSYS> 14.82(+1.71 +13.04%)
ナノ・ディメンション<NNDM> 2.50(+0.10 +4.17%)
ジム・インテグレーテッド<ZIM> 10.25(-1.33 -11.49%)
レイズバイオ<RYZB> 61.40(+30.83 +100.85%)
マイルストーン・ファーマ<MIST> 1.99(-0.89 -30.90%)
アブサイ<ABSI> 4.00(+0.68 +20.48%)
アップル<AAPL> 193.05(-0.55 -0.28%)
マイクロソフト<MSFT> 374.66(+0.08 +0.02%)
アマゾン<AMZN> 153.41(-0.01 -0.01%)
アルファベットC<GOOG> 142.82(+0.10 +0.07%)
テスラ<TSLA> 256.61(+4.07 +1.61%)
メタ・プラットフォームズ<META> 354.81(+1.42 +0.40%)
AMD<AMD> 143.41(+3.81 +2.73%)
エヌビディア<NVDA> 492.79(+4.49 +0.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美