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    2026年4月14日 8時10分

    株価指数先物【寄り前】 過熱を警戒しつつも、+2σと+3σとのレンジに移行

    大阪6月限ナイトセッション
    日経225先物 57700 +1120 (+1.97%)
    TOPIX先物 3787.0 +58.0 (+1.55%)
    シカゴ日経平均先物 57660 +1080
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     13日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。米国とイランの和平交渉は合意に至らず、トランプ米大統領は米軍がホルムズ海峡を封鎖すると表明した。WTI原油先物相場は一時1バレル=105ドル台に上昇するなかで売りが先行し、NYダウの下落幅は一時400ドルを超えた。ただ、イラン側が和平交渉を巡って米政権に接触してきたとのトランプ大統領の発言が伝えられたほか、米政府関係者の話としてイランとの協議は継続していると報じられたことで、買い戻しが優勢となり上昇に転じた。

     NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、マイクロソフト<MSFT>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、IBM<IBM>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が買われた。半面、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、ウォルマート<WMT>、コカ・コーラ<KO>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比1080円高の5万7660円だった。13日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比130円高の5万6710円で始まった。その後は5万6650円~5万6850円辺りでもち合いを継続。米国市場の取引開始後にはレンジを下抜け、5万6410円まで売られる場面もみられた。ただし、中盤にかけて上へのバイアスが強まり5万7000円台を回復すると、終盤にかけてショートカバーを交えた一段高で5万7750円まで上げ幅を広げ、日中比1120円高の5万7700円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになろう。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(5万7350円)を挟んでの値動きが続いているが、同バンドを上回って終えたことで過熱感を警戒しつつも、+3σ(5万9050円)とのレンジが意識されやすいだろう。また、週足では+1σ(5万7050円)と+2σ(5万9050円)とのゾーンに入るため、オプション権利行使価格の5万7000円から5万9000円でのレンジを想定。

     イラン情勢について楽観は禁物だが、米国とイランの交渉が水面下で続いているとの期待から、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。日足の+2σが支持線として機能するようだと、ロングの勢いが強まる可能性はありそうだ。また、ナスダック指数は9日続伸、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は連日で史上最高値を更新している状況である。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が意識されやすく、ショートを仕掛けにくくさせよう。

     13日の米VIX指数は19.12(10日は19.23)に低下した。一時21.58まで上昇する場面もみられたが、その後は下げに転じており、75日移動平均線(20.28)を割り込んでいる。200日線(18.19)が射程に入ってきている状況であり、いったんはリバウンドをみせてくる可能性はありそうだが、同線を下抜けてくる展開も意識されやすいためリスク選好に向かわせやすい。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で15.17倍(10日は15.19倍)に低下した。前週末の上昇で+3σ(15.25倍)に接近し、リバランスが意識されやすい水準だった。+2σ(15.13倍)水準での底堅さがみられており、NTロングに振れやすい状況は継続。2月25日につけた15.26倍、1月29日の15.31倍が射程に入っている。

    株探ニュース