（NY時間10:51）（日本時間23:51）
インスタカート<CART>　44.09（-1.42　-3.12%）

　食料品配達プラットフォームのインスタカート（メイプルベア）<CART>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の５５ドルから４２ドルに引き下げた。同社にとっては唯一の「売り」の評価となる。理由はアマゾン<AMZN>との競争激化を挙げている。

　「アマゾンの生鮮食品即日配送サービスの拡大により、競争環境が一段と厳しくなった」と指摘。また、アマゾン・プライムは食料品購買層にとって一段と魅力的なサブスクとなっており、同社の魅力を弱めていると分析した。

　「同社が、資源の限られた地域・地場の食料品店を支援するオムニチャネルに特化する可能性は認めるものの、消費者はより魅力的で価値重視のサービスを選ぶだろう」と述べている。
　さらに「経営陣は市場シェア防衛のため、この新たな競争環境に対応しなければならないが、最終的にはアマゾンやその他の企業が競争を強める中で、市場シェアは時間とともに侵食されて行くと予想する」とも付け加えた。

【企業概要】
　消費者が認知し信頼する店舗からのオンデマンド配達を可能にするオンライン食料品ショッピングサービスを提供する。顧客は、独自のアプリやウェブサイトを通じてお気に入りの小売業者から、及び小売業者が所有・運営するオンラインストアを通じて買い物することが可能。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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