2023年8月2日 5時34分
ダウ平均は小幅高 決算発表が本格化 キャタピラーが上昇=米国株概況
NY株式1日(NY時間16:21)
ダウ平均 35630.68(+71.15 +0.20%)
S&P500 4576.73(-12.23 -0.27%)
ナスダック 14283.91(-62.11 -0.43%)
CME日経平均先物 33210(大証終比:-200 -0.60%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。きょうから8月相場に入ったが、決算発表が本格化しており、取引開始前に大手薬品やキャタピラー<CAT>、そして、ウーバー<UBER>が決算を発表していた。
特にキャタピラーが決算を受けて上昇しており、ダウ平均をサポート。販売数量の増加と有利な価格設定が業績に貢献し、世界的な経済活動減速への懸念を払拭している。
ウーバーは売上高が予想を僅かに下回ったものの、1株利益は予想外の黒字を計上した。しかし、株価は売りが強まる展開。市場には同社が成長ペースを維持できるのか懐疑的な見方も広がっている模様。
S&P500企業のうち160社以上が今週、決算発表を予定しているが、既に半数以上が発表を終えており、その80%以上が予想を上回る最終利益を上げている。
決算については、「いまのところ予想こそ上回ってはいるが、それでも減益で終わりそうな気配だ。しかし、年後半および2024年については、率直に言って楽観視している」との声も出始めている。
インフレに鈍化の兆しが見られる中で、市場にはソフトランディングへの期待が広がっている。それが7月相場を支え、夏枯れが予想される8月相場への期待も強いようだ。「この1カ月で米株式市場に上昇の兆しが見えて来た。この上昇に小型株やバリュー株の一部も参加し、より広範な物色が期待される」といった楽観的な声も聞こえ始めている。
きょうはクルーズ株が軟調。ノルウェージャン<NCLH>の決算を嫌気。第3四半期の1株利益およびEBITDAの見通しが予想を下回ったことが嫌気された模様。
通信機器のアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け大幅高。多様な収益源によって押し上げられた。
工作機械のイートン<ETN>が決算を受け上昇。航空宇宙、自動車が堅調だった。
タッパーウェア・ブランズ<TUP>が大幅高。同社株は7月21日以来、急激に動意づいている。同社は数カ月前から経営破綻の可能性を警告してきたが、それでも個人投資家は、パンデミック時代のミーム株を彷彿とさせる目を見張るような上昇から手を引いていない。
会計管理システムのエクスペンシファイ<EXFY>が大幅安。アナリストが企業会計の新興企業であるブレックス社とランプ社が、同社の競争上の課題をさらに増幅させると述べた。
半導体のアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が決算を受け大幅安。7-9月期(第2四半期)の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気された模様。
カーニバル<CCL> 17.99(-0.85 -4.51%)
ロイヤル・カリビアン<RCL> 107.44(-1.67 -1.53%)
ノルウェージャン<NCLH> 19.41(-2.66 -12.05%)
キャタピラー<CAT> 288.65(+23.48 +8.85%)
ウーバー<UBER> 46.65(-2.81 -5.68%)
アリスタ<ANET> 185.61(+30.52 +19.68%)
イートン<ETN> 219.00(+13.68 +6.66%)
タッパーウェア<TUP> 5.38(+1.11 +26.00%)
エクスペンシファイ<EXFY> 6.41(-1.65 -20.47%)
アレグロ<ALGM> 45.24(-6.37 -12.34%)
イエロー<YELL> 3.90(+2.14 +121.59%)
アップル<AAPL> 195.61(-0.85 -0.43%)
マイクロソフト<MSFT> 336.34(+0.42 +0.13%)
アマゾン<AMZN> 131.69(-1.99 -1.49%)
アルファベットC<GOOG> 131.89(-1.22 -0.92%)
テスラ<TSLA> 261.07(-6.36 -2.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 322.71(+4.11 +1.29%)
AMD<AMD> 117.60(+3.20 +2.80%)
エヌビディア<NVDA> 465.07(-2.22 -0.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 35630.68(+71.15 +0.20%)
S&P500 4576.73(-12.23 -0.27%)
ナスダック 14283.91(-62.11 -0.43%)
CME日経平均先物 33210(大証終比:-200 -0.60%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高。きょうから8月相場に入ったが、決算発表が本格化しており、取引開始前に大手薬品やキャタピラー<CAT>、そして、ウーバー<UBER>が決算を発表していた。
特にキャタピラーが決算を受けて上昇しており、ダウ平均をサポート。販売数量の増加と有利な価格設定が業績に貢献し、世界的な経済活動減速への懸念を払拭している。
ウーバーは売上高が予想を僅かに下回ったものの、1株利益は予想外の黒字を計上した。しかし、株価は売りが強まる展開。市場には同社が成長ペースを維持できるのか懐疑的な見方も広がっている模様。
S&P500企業のうち160社以上が今週、決算発表を予定しているが、既に半数以上が発表を終えており、その80%以上が予想を上回る最終利益を上げている。
決算については、「いまのところ予想こそ上回ってはいるが、それでも減益で終わりそうな気配だ。しかし、年後半および2024年については、率直に言って楽観視している」との声も出始めている。
インフレに鈍化の兆しが見られる中で、市場にはソフトランディングへの期待が広がっている。それが7月相場を支え、夏枯れが予想される8月相場への期待も強いようだ。「この1カ月で米株式市場に上昇の兆しが見えて来た。この上昇に小型株やバリュー株の一部も参加し、より広範な物色が期待される」といった楽観的な声も聞こえ始めている。
きょうはクルーズ株が軟調。ノルウェージャン<NCLH>の決算を嫌気。第3四半期の1株利益およびEBITDAの見通しが予想を下回ったことが嫌気された模様。
通信機器のアリスタ・ネットワークス<ANET>が決算を受け大幅高。多様な収益源によって押し上げられた。
工作機械のイートン<ETN>が決算を受け上昇。航空宇宙、自動車が堅調だった。
タッパーウェア・ブランズ<TUP>が大幅高。同社株は7月21日以来、急激に動意づいている。同社は数カ月前から経営破綻の可能性を警告してきたが、それでも個人投資家は、パンデミック時代のミーム株を彷彿とさせる目を見張るような上昇から手を引いていない。
会計管理システムのエクスペンシファイ<EXFY>が大幅安。アナリストが企業会計の新興企業であるブレックス社とランプ社が、同社の競争上の課題をさらに増幅させると述べた。
半導体のアレグロ・マイクロシステムズ<ALGM>が決算を受け大幅安。7-9月期(第2四半期)の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気された模様。
カーニバル<CCL> 17.99(-0.85 -4.51%)
ロイヤル・カリビアン<RCL> 107.44(-1.67 -1.53%)
ノルウェージャン<NCLH> 19.41(-2.66 -12.05%)
キャタピラー<CAT> 288.65(+23.48 +8.85%)
ウーバー<UBER> 46.65(-2.81 -5.68%)
アリスタ<ANET> 185.61(+30.52 +19.68%)
イートン<ETN> 219.00(+13.68 +6.66%)
タッパーウェア<TUP> 5.38(+1.11 +26.00%)
エクスペンシファイ<EXFY> 6.41(-1.65 -20.47%)
アレグロ<ALGM> 45.24(-6.37 -12.34%)
イエロー<YELL> 3.90(+2.14 +121.59%)
アップル<AAPL> 195.61(-0.85 -0.43%)
マイクロソフト<MSFT> 336.34(+0.42 +0.13%)
アマゾン<AMZN> 131.69(-1.99 -1.49%)
アルファベットC<GOOG> 131.89(-1.22 -0.92%)
テスラ<TSLA> 261.07(-6.36 -2.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 322.71(+4.11 +1.29%)
AMD<AMD> 117.60(+3.20 +2.80%)
エヌビディア<NVDA> 465.07(-2.22 -0.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美