電気自動車（ＥＶ）用急速充電ネットワークを運営するＥＶゴー<EVGO>が大幅高。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高が予想を大きく上回り、記録的な水準になったほか、１株損益およびＥＢＩＴＤＡの赤字が予想ほど膨らまなかった。通期のガイダンスも公表しており、売上高見通しのレンジ下限を上方修正している。

　なお、同はゾイＣＥＯが１１月に退任し、取締役のカーン氏が後任を務める人事を発表した。

　アナリストからは「同社の記録的な第２四半期の売上高は、記録的なネットワーク処理能力によるところが大きい。同社は今後も慎重にネットワークを拡大し、強固なパートナーシップと政策支援から利益を得る態勢を整えている」との指摘も出ていた。

（４－６月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.08ドル（予想：-0.13ドル）
・売上高：5060万ドル（予想：2930万ドル）
・EBITDA（調整後）：-1060万ドル（予想：-2080万ドル）

（通期見通し）
・売上高：1.20～1.50億ドル（従来：1.05～1.50億ドル）（予想：1.32億ドル）
・EBITDA（調整後）：-6800～-7800万ドル（従来：-6000～-7800万ドル）（予想：-7900万ドル）

（NY時間15:15）
ＥＶゴー<EVGO>　5.24（+1.00　+23.58%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美