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    2025年2月25日 2時05分

    ドミノ・ピザが決算受け下落 米消費者の財布の紐が固くなっていることを浮き彫りに=米国株個別

    (NY時間12:03)(日本時間02:03)
    ドミノ・ピザ<DPZ> 449.25(-13.12 -2.84%)

     ドミノ・ピザ<DPZ>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、米国の既存店売上高が予想を下回った。直営店が予想外に苦戦した。売上高、1株利益も予想を下回っている。米消費者の財布の紐が固くなっていることが浮き彫りになっている。

     同社は1枚買うともう1枚無料というインセンティブなどから、ネットフリックス<NFLX>との提携まで、あらゆることを試してきた。その結果、相対的な成功を収め、昨年はピザハットなどの競合他社とは対照的に、米国および海外での売上を伸ばした。しかし、個人消費の低迷を理由に10月には目標を下方修正していた。

     海外部門は明るい兆しを見せ、既存店売上高は予想を上回るペースで増加した。これにより、同部門の通年の成長は1.6%となり、一部市場の閉鎖やイスラエル・ハマス紛争に端を発する不買運動の影響を乗り越え、2024年後半には同社策定の見通しに沿ったものとなった。

     同社は25年の米既存店売上高は約3%増加し、海外は1-2%増加すると予想している。営業利益は年前半は緩やかなペースながらも、若干拡大すると述べた。

     アナリストは「投資家は昨年に第三者によるデリバリーを開始した後の同社のペース維持の能力に注目している。2025年の新規出店の伸びに関する期待も注目すべきもう1つの分野である」と付け加えた。

    (10-12月・第4四半期)
    ・米既存店売上高:0.4%増(予想:1.7%増)
      フランチャイズ:0.5%増(予想:1.7%増)
      直営店:0.7%減(予想:1.8%増)
    ・海外既存店売上高:2.7%増(予想:1.6%増)
    ・1株利益:4.89ドル(予想:4.92ドル)
    ・売上高:14.4億ドル(2.9%増、予想:14.8億ドル)
    ・営業利益:2.74億ドル(予想:2.71億ドル)
    ・店舗純増数:364店(予想:403店)

    (通期見通し)
    ・米既存店売上高:長期目標の3%とほぼ同水準
    ・上期は下期に比べて、特定の取り組みのタイミングにより業績低下の見通し
    ・海外既存店売上高:1~2%増
    ・利益の伸びは上期が下期を下回る見通し

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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