オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が急伸。同社は経営再建中だが、第２四半期に経営が改善していると発表したことが好感されている。第２四半期のＥＢＩＴＤＡは少なくとも５０００万ドルを見込み、市場の赤字予想を覆している。また、中古車１台あたりの粗利益は６０００ドルを超えるとも予想。市場は５０００ドルを予想している。

　これらは、同社のコスト削減計画が奏功し始めていることを示す指標になる可能性がある。同社のガルシア３世ＣＥＯは「われわれは大幅なの進歩を遂げてきた。この１年、多くの積極的な行動を起こしてきたが、それが結果に表れ始めている」と述べた。

　同社は流動性確保のために、保有債券の売却や顧客のローン担保証券の発行を試みているが、５月４日時点で１３億ドルに対し、当四半期までに、それは約２０億ドルに拡大している。

【企業概要】
　米国内において、オンラインで中古車販売を行う。対面式な商談はなく、希望する車の仕様や詳細、自動車購入後の融資・保証サービスなど必要なことを全てネット上で処理するシステムを提供。

（NY時間13:46）
カーバナ<CVNA>　22.35（+6.82　+43.92%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美