（NY時間12:14）（日本時間01:14）
ギリアド<GILD>　110.23（+2.61　+2.43%）
イグザクト<EXAS>　54.88（+3.07　+5.93%）

　ギリアド・サイエンシズ<GILD>とイグザクト・サイエンシズ<EXAS>が上昇。米連邦最高裁がオバマケアの条項を支持し、がん検診などの一部予防医療サービスを保険会社が無料でカバーすることを義務付ける規定を維持する判決を下したことを好感している。最高裁は６対３で予防サービスの対象を勧告するタスクフォースの仕組みは合憲であるとの判断した。

　アナリストは「最高裁の判断により、ＨＩＶ予防薬（ＰｒＥＰ）は引き続き保険適用の義務リストに残る」とコメント。ギリアドにとっては追い風で、今後発売予定の「Yeztugo」に関する不透明要因が払拭されたとも述べている。同アナリストはギリアドの投資判断を「買い」、目標株価１３０ドルを継続した。

　また、別のアナリストは「今回の判決により、イグザクト・サイエンシズには安心感が広がるだろう。同社にとって商業的実行力に対する主要なリスクの１つが解消されたことを意味する」と述べた。「買い」の投資判断と目標株価９０ドルを維持している。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース