（NY時間11:15）（日本時間00:15）
データドッグ<DDOG>　114.57（-12.40　-9.77%）

　クラウドベースの監視・分析プラットフォームを提供するデータドッグ<DDOG>が下落。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る第２四半期の見通しを示したほか、通期の見通しも上方修正している。

　ただ、株価は冴えない反応を示している。社長を務めているアガルワル氏の退任が発表されたことが嫌気されているほか、アナリストからは好決算ではあったものの、事前の高い期待を裏切った可能性があるとの評価も聞かれた。

　「第２四半期と通期の見通しのアップグレードは僅かではあったが、ライバルからの市場シェア獲得が更なる収益機会を提供する可能性がある。経営陣の交代はネガティブ・サプライズで、それ以外の好業績を曇らせている」と述べている。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.44ドル（予想：0.35ドル）
・売上高：6.11億ドル（予想：5.91億ドル）
・粗利益率（調整後）：83％（予想：81.6％）

（４－６月・第２四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.34～0.36ドル（予想：0.35ドル）
・売上高：6.20～6.24億ドル（予想：6.19億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：1.51～1.57ドル（従来：1.38～1.44ドル）（予想：1.50ドル）
・売上高：25.9～26.1億ドル（従来：25.6～25.8億ドル）（予想：25.7億ドル）

【企業概要】
　米国内外の開発者・IT運用チーム・ビジネスユーザー向けに、クラウドベースの監視・分析プラットフォームを提供する。アプリケーションのパフォーマンスの監視・顧客のリアルタイムの監視可能性のためのログ管理の統合及び自動化などを行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース