米株価指数先物（3月限）（NY時間08:36）（日本時間22:36）
ダウ先物　44021（-247.00　-0.56％）
S＆P500　6138.75（+2.25　+0.04％）
ナスダック100先物　22220.00（+78.25　+0.35％）

　きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は続落しているものの、ＩＴ・ハイテク株には買い戻しが入っており、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００は上昇。ＩＴ・ハイテク株については、アジア時間に発表になっていたアリババ<BABA>の決算を好感している模様。１０－１２月期（第３四半期）は、売上高がここ１年余りで最も大きく増加した。今回の決算は数年に渡る停滞から脱却し、復活を遂げつつあることを鮮明にしている。

　前日はウォルマート<WMT>の低調なガイダンスを受けて主要株価指数が下落。それは、長引くインフレや高金利で米経済の最大のドライバーである個人消費に黄色信号が点灯し始めているのではとの不安に繋がった。

　それは、これまでの好調な米株式市場の影に常に横たわっていた懸念でもあり、前日は一気に噴出していた格好。しかし、ストラテジストからは「前日の市場の不安は少し誇張されていた可能性がある。投資家の下値での押し目買い意欲は依然旺盛で、投資家は下げの一部を回復しようとするかもしれない」との指摘も出ていた。

　本日はこのあと、米ＰＭＩや中古住宅販売の発表が予定されている。

　オンライン旅行のブッキング<BKNG>が決算を受け時間外で上昇。１株利益、売上高とも予想を上回ったほか、重要な指標であるグロスブッキングも予想を上回った。また、同社は２００億ドルを上限とする自社株買いプログラムも承認。

　決済サービスのブロック<XYZ>が決算を受け時間外で下落。１株利益、経常収益とも予想を下回った。キャッシュアプリ、スクエア部門とも経常収益が予想を下回った。アナリストは「新たな上昇がない」と指摘。

　ファイル共有ソフトのドロップボックス<DBX>が時間外で下落。課金ユーザー数が予想を若干下回った。ユーザー動向と成長に対する懸念が指摘されている。

　電気自動車（ＥＶ）のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が決算を受け時間外で下落。ガイダンスが冴えず、第１四半期、通期とも車両納入台数が予想を下回る見通しを示した。

（NY時間08:46）（日本時間22:46）時間外
ブッキング<BKNG>　5200.00（+181.77　+3.62%）
ブロック<XYZ>　74.64（-8.40　-10.12%）
ドロップボックス<DBX>　29.80（-2.08　-6.52%）
リビアン<RIVN>　12.50（-1.11　-8.16%）

アップル<AAPL>　246.05(+0.22　+0.09％)
マイクロソフト<MSFT>　417.69(+1.56　+0.37％)
アマゾン<AMZN>　224.00(+1.12　+0.50％)
アルファベット<GOOG>　187.47(+0.83　+0.44％)
テスラ<TSLA>　355.50(+1.10　+0.31％)
メタ<META>　700.20(+5.36　+0.77％)
エヌビディア<NVDA>　140.78(+0.67　+0.48％)
AMD<AMD>　114.79(+0.62　+0.54％)
イーライリリー<LLY>　877.85(+4.73　+0.54％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース