米株価指数先物（12月限）（NY時間08:41）（日本時間21:41）
ダウ先物　46715（-10.00　-0.02％）
S＆P500　6780.00（+18.50　+0.27％）
ナスダック100先物　25158.75（+141.25　+0.56％）

　きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅安で推移しているものの、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも上昇。半導体関連などＩＴ・ハイテク株が時間外で買われており、指数先物を押し上げている。

　市場では米政府機関閉鎖の米株式市場への影響は限定的との楽観的な見方が広がっており、投資家はひとまず受け流している状況。米政府機関の閉鎖は短期間に留まり、米経済への深刻な影響を避けられると期待しているようだ。

　ただ、共和党と民主党の対立は続いている。投資家にとって最大の焦点は閉鎖がどれだけ続くかだが、上院は本日休会になるため、次の採決は金曜日以降となる見込み。市場からは、今回の閉鎖はほぼ２週間続くとの見方も出ている。

　一部からは「今回の閉鎖は２０１８年よりも長引く可能性はあるが、最終的には他の要因の方が重要になる。第３四半期決算、特にマグニフィセント７の決算が引き続き好調でＡＩ熱狂が続くこと、そしてＦＲＢが１０月２９日のＦＯＭＣで利下げを継続すると期待している」との声も出ている。「短期的には不安定さが出る可能性があるが、市場はゆっくりと上昇を続け、最終的に新高値を更新するだろう」とも付け加えた。

　前日のＳ＆Ｐ５００は今年２９回目の最高値を更新し、初めて６７００を突破。ダウ平均も前日に最高値で終えている。

　消費者信用調査のエキファックス<EFX>が時間外で下落。フェアアイザック<FICO>が住宅ローン業界向けの新たな提案を行ったことが嫌気されている。フェアアイザックの株価は時間外で大幅高。

　創薬プラットフォーム開発のアブサイ<ABSI>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始した。同社の計算技術分野における独自の専門性が新薬創出のあり方を変える可能性があると指摘している。

　欧州のステランティス<STLA>（旧クライスラー）が時間外のＮＹ市場で上昇。ジープＳＵＶメーカーの同社は、第３四半期の米国での販売増を報告。グループの再建期待が高まった。同社の米国販売は第３四半期に６％増加し、特にジープの販売が１１％増加。２年超ぶりの四半期での販売増となった。

（NY時間08:51）（日本時間21:51）時間外
エキファックス<EFX>　232.90（-20.94　-8.25%）
フェア・アイザック<FICO>　1720.00（+207.29　+13.70%）
アブサイ<ABSI>　3.38（+0.25　+7.98%）
ステランティス<STLA>　10.22（+0.58　+6.02%）

アップル<AAPL>　255.98(+0.53　+0.21％)
マイクロソフト<MSFT>　518.70(-1.01　-0.19％)
アマゾン<AMZN>　221.70(+1.07　+0.48％)
アルファベットC<GOOG>　245.99(+0.45　+0.18％)
アルファベットA<GOOGL>　245.40(+0.50　+0.20％)
テスラ<TSLA>　465.69(+6.23　+1.36％)
メタ<META>　724.00(+6.66　+0.93％)
エヌビディア<NVDA>　189.91(+2.67　+1.43％)
ＡＭＤ<AMD>　169.10(+5.09　+3.10％)
イーライリリー<LLY>　813.41(-12.01　-1.46％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース