医療関連のキャタレント<CTLT>が大幅安。同社は薬品、生物製剤、大衆薬の配送技術および開発を手掛ける。明日予定の第３四半期の決算を１５日に延期すると発表した。そのうえで、通期のＥＢＩＴＤＡと純利益の見通しをそれぞれ４億ドル超下方修正すると発表している。

　同社は声明で、業務および生産性の問題を挙げ、見通しの下方修正はコンプライアンスの問題や、顧客および注文の喪失によるものではないと述べた。

　過去１年間の予測に重大な問題があることが判明したとし、インディアナ州ブルーミントンの事業に関連する非現金調整の可能性にも言及した。

　同社のマセリＣＥＯは声明で、「最近の業績に不満を持っており、業績に悪影響を及ぼした問題に対処するために必要な措置を講じている」と述べた。

　同社は、３つの工場でのコスト高と生産上の問題により業績に影響が出ると発表していた。その数日後、買収を提案していたダナハー<DHR>が、買収提案をもはや検討していないと報じられていた。

（NY時間10:41）
キャタレント<CTLT>　35.12（-12.63　-26.45%）
ダナハー<DHR>　239.01（-3.43　-1.41%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美