2025年10月30日 22時09分
ダウ先物は下落 本日は続落して始まりそう AI関連はまちまち メタは大幅安=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:58)(日本時間21:58)
ダウ先物 47601(-196.00 -0.41%)
S&P500 6892.50(-30.25 -0.44%)
ナスダック100先物 26095.50(-167.00 -0.64%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落しており、本日は続落して始まりそうだ。
パウエル議長のFOMC後の会見を受けて、前日の米株式市場は売りが強まっていたが、本日もその流れを継続している。市場はFRBの12月利下げを完全に織り込んでいたが、パウエル発言でその期待を後退させている。月末も接近し、連日の最高値更新で高値警戒感も出ていた米株式市場にとっては、ポジション調整の機会になっている模様。
また、米中首脳会談は事前の報道通りの内容で、無難に通過している印象。ただ、今後の急変する可能性は排除できない状況ではある。
そして、最注目だったマグニフィセント7の決算だが、前日引け後にマイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG><GOOGL>、メタ<META>が決算を発表。それぞれ好決算、揃ってAI関連の投資拡大を打ち出していたものの受け止めはまちまち。
マイクロソフトはアジュールの伸びが一部投資家の期待には届かなかったとの指摘から株価は下落。アルファベット<GOOG><GOOGL>は主要事業すべてで2桁の成長を達成し、グーグルクラウドの受注残が1550億ドルに達したとして、ポジティブな反応を示している。ただ、メタ<META>については2026年の総経費が大幅に増加する見通しを示したことにネガティブに反応している。
メタと他のAI大手の大きな違いはクラウドサービス部門を主軸として持っているかどうか。マイクロソフトやグーグル、アマゾン<AMZN>などはクラウドが稼ぎ頭だが、メタはそれがない。
市場ではAIの巨額投資の回収はクラウドサービスからの収益拡大と見ている。メタの場合は、AIによって広告が効率化されることで収益拡大に結びつくと主張している。ただ、メタの投資拡大については、投資家も不透明感を高めているようだ。
なお、本日は引け後にアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が決算を発表する。
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が決算を受け時間外で下落。概ね好決算ではあったものの、投資家の高い期待には届かなかったとの指摘も出ている。売上高は予想を大きく上回った一方、利益はやや弱めだった。
ブリトーなどメキシコ料理のファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が時間外で大幅安。既存店売上高の伸びが予想を大きく下回った。
(NY時間09:08)(日本時間22:08)時間外
カーバナ<CVNA> 319.88(-34.07 -9.63%)
チポトレ<CMG> 32.26(-7.50 -18.86%)
アップル<AAPL> 271.78(+2.08 +0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 527.00(-14.55 -2.69%)
アマゾン<AMZN> 227.12(-3.18 -1.38%)
アルファベットC<GOOG> 296.17(+21.00 +7.63%)
アルファベットA<GOOGL> 295.85(+21.28 +7.75%)
テスラ<TSLA> 452.95(-8.56 -1.85%)
メタ<META> 674.26(-77.41 -10.30%)
エヌビディア<NVDA> 203.67(-3.37 -1.63%)
AMD<AMD> 259.00(-5.33 -2.02%)
イーライリリー<LLY> 844.00(+30.47 +3.75%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47601(-196.00 -0.41%)
S&P500 6892.50(-30.25 -0.44%)
ナスダック100先物 26095.50(-167.00 -0.64%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落しており、本日は続落して始まりそうだ。
パウエル議長のFOMC後の会見を受けて、前日の米株式市場は売りが強まっていたが、本日もその流れを継続している。市場はFRBの12月利下げを完全に織り込んでいたが、パウエル発言でその期待を後退させている。月末も接近し、連日の最高値更新で高値警戒感も出ていた米株式市場にとっては、ポジション調整の機会になっている模様。
また、米中首脳会談は事前の報道通りの内容で、無難に通過している印象。ただ、今後の急変する可能性は排除できない状況ではある。
そして、最注目だったマグニフィセント7の決算だが、前日引け後にマイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG><GOOGL>、メタ<META>が決算を発表。それぞれ好決算、揃ってAI関連の投資拡大を打ち出していたものの受け止めはまちまち。
マイクロソフトはアジュールの伸びが一部投資家の期待には届かなかったとの指摘から株価は下落。アルファベット<GOOG><GOOGL>は主要事業すべてで2桁の成長を達成し、グーグルクラウドの受注残が1550億ドルに達したとして、ポジティブな反応を示している。ただ、メタ<META>については2026年の総経費が大幅に増加する見通しを示したことにネガティブに反応している。
メタと他のAI大手の大きな違いはクラウドサービス部門を主軸として持っているかどうか。マイクロソフトやグーグル、アマゾン<AMZN>などはクラウドが稼ぎ頭だが、メタはそれがない。
市場ではAIの巨額投資の回収はクラウドサービスからの収益拡大と見ている。メタの場合は、AIによって広告が効率化されることで収益拡大に結びつくと主張している。ただ、メタの投資拡大については、投資家も不透明感を高めているようだ。
なお、本日は引け後にアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が決算を発表する。
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が決算を受け時間外で下落。概ね好決算ではあったものの、投資家の高い期待には届かなかったとの指摘も出ている。売上高は予想を大きく上回った一方、利益はやや弱めだった。
ブリトーなどメキシコ料理のファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が時間外で大幅安。既存店売上高の伸びが予想を大きく下回った。
(NY時間09:08)(日本時間22:08)時間外
カーバナ<CVNA> 319.88(-34.07 -9.63%)
チポトレ<CMG> 32.26(-7.50 -18.86%)
アップル<AAPL> 271.78(+2.08 +0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 527.00(-14.55 -2.69%)
アマゾン<AMZN> 227.12(-3.18 -1.38%)
アルファベットC<GOOG> 296.17(+21.00 +7.63%)
アルファベットA<GOOGL> 295.85(+21.28 +7.75%)
テスラ<TSLA> 452.95(-8.56 -1.85%)
メタ<META> 674.26(-77.41 -10.30%)
エヌビディア<NVDA> 203.67(-3.37 -1.63%)
AMD<AMD> 259.00(-5.33 -2.02%)
イーライリリー<LLY> 844.00(+30.47 +3.75%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース