（NY時間09:50）
ロス・ストアーズ<ROST>　129.47（+9.32　+7.76%）

　アパレル廉価販売のロス・ストアーズ<ROST>が上昇。前日引け後に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高も予想を上回った。また、ガイダンスでは通期の１株利益の見通しを上方修正している。

　アナリストは今回の決算を評価し、来店数が売上に与えた影響を強調。「同社は高かった期待を更に上回り、これまで見た中で最も好調な数字の１つだ」と述べた。粗利益率の向上は、貨物輸送の改善などにより引き続き、けん引されるとも指摘。目標株価を従来の１３５ドルから１４０ドルに引き上げた。

（８－１０月・第３四半期）
・既存店売上高：5％（予想：3％）
・1株利益：1.33ドル（予想：1.22ドル）
・売上高：49.2億ドル（予想：48.4億ドル）
・商品在庫：26.1億ドル（予想：24.3億ドル）

（１１－１月・第４四半期見通し）
・1株利益（調整後）：1.56～1.62ドル（予想：1.62ドル）
・既存店売上高：1～2％（予想：2.3％）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：5.30～5.36ドル（従来：5.15～5.26ドル）（予想：5.27ドル）

【企業概要】
　米国において廉価アパレルと家庭装飾品のブランドストアを運営する。家族全員を対象とした、旬で高品質な有名ブランドやデザイナーの衣料品、アクセサリー、靴、ホームファッションを、百貨店や専門店の通常価格より低価格で毎日提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美