（NY時間13:20）（日本時間02:20）
コアウィーブ<CRWV>　139.30（+9.75　+7.53%）

　ＡＩ向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ<CRWV>が上昇。同社は明日の引け後に決算発表を予定しているが、その前にアナリストが強気姿勢を維持している。目標株価を従来の６６ドルから１３５ドルに引き上げ、投資判断は「買い」を継続した。

　同社が今年初めにオープンＡＩと締結した１１９億ドル規模の５年間のＡＩデータセンター契約を踏まえ、長期的な成長見通しについて慎重かつ楽観的に見ているという。「同社の事業機会は今後さらに大きくなる半面、不規則になるとも考えており、それは投資家にとって驚きとなる可能性がある」と指摘。ただし、今回の第２四半期の決算内容について具体的な予想は行わないとしている。「大型契約のクロージング時期を推測することは無意味で、同社の大型受注は極めて不規則なパターンを示すことを投資家は留意すべきだ」と説明している。

　また、「長期的なＡＩ需要拡大は明確かつ健在だが、大型契約と設備構築のタイミングが四半期単位の重荷となり得るため、同社株は今後も極端なボラティリティに見舞われる可能性がある」とも指摘した。

【企業概要】
　独自のソフトウェアとクラウドサービスで構成されるプラットフォームで、最先端のインフラストラクチャを大規模に設計・構築・運用・監視する複雑さを管理して、AIワークロードに高いパフォーマンスと効率を提供する。統合型クラウドサービスは、最先端のコンピュート、ネットワーキング、ストレージを提供。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース