（NY時間09:46）（日本時間22:46）
モンゴＤＢ<MDB>　281.98（+67.64　+31.56%）

　データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴＤＢ<MDB>が急伸。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを上方修正している。

　同社は声明で「今回の業績はわれわれのプラットフォームの強みが反映された。柔軟なドキュメントモデル、検索やベクトル検索を含む拡張データベース機能、エンタープライズ向けのセキュリティ、耐久性、可用性、パフォーマンス、そしてどこでも稼働可能な能力がある」と述べている。

　アナリストは「今回の結果は同社の実行力の改善、ＡＩ主導のワークロードでのウォレットもシェア拡大、企業クラウドシフトの持続的な勢いを示している。また、売上成長を再加速させ、２０％超を維持できることはポジティブサプライズだ」と指摘した。

　別のアナリストは目標株価を４２５ドルに引き上げた上で、「今回の決算は過去数年で最も強力な売上高および利益の上振れの１つ。顧客純増数も再び改善し、過去最高を更新した」とコメント。また、「株価は依然として大幅な上昇余地がある。同業他社に比べれば、割安なバリュエーションにあり、今後の強力なカタリストも控えている」とも強調した。

（５－７月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：1.08ドル（予想：0.65ドル）
・売上高：5.91億ドル　24％増（予想：5.55億ドル）
　　サブスク：5.72億ドル（予想：5.38億ドル）
　　サービス：1900万ドル（予想：1720万ドル）

（８－１０月・第３四半期予想）
・１株利益（調整後）：0.76～0.79ドル（予想：0.73ドル）
・売上高：5.87～5.92億ドル（予想：5.84億ドル）

（通期予想）
・１株利益（調整後）：3.64～3.73ドル（従来：2.94～3.12ドル）（予想：3.20ドル）
・売上高：23.4～23.6億ドル（従来：22.5～22.9億ドル）（予想：22.9億ドル）

【企業概要】
　世界市場に汎用データベースプラットフォームを提供する。データベースと関連サービスの統合セットである開発者データプラットフォームは、開発チームがより広範なアプリケーション要件に対応できる追加機能が含まれるほか、コンサルティングやトレーニングなどのプロフェッショナルサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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