実業家でリアリティ番組にも出演しているカイリー・ジェンナー氏が、３年前に化粧品のコティ<COTY>に売却した化粧品ラインの所有権を取り戻すことを検討していることが明らかになった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

　ここ数カ月、ジェンナー氏は、同社が２０２０年に６億ドルで買収したカイリー・コスメティックスの株式５１％を買い戻そうと非公式な協議をしていたという。

　ジェンナー氏の異父姉キム・カーダシアン氏もまた、同社が同年２億ドルで買収することで合意した自身のスキンケアライン「ＳＫＫＮ ＢＹ Ｋｉｍ」の株式２０％を買い戻すべく交渉中。

　彼女たちの考え方に詳しい関係者によると、２人とも同社が自分たちのブランドをどのように管理してきたかに不満を表明しているとのことだが、彼女たちが管理のどの側面に反対しているかは正確には明らかになっていないという。

　同社株への反応は限定的で、小幅高で推移している。

（NY時間09:51）
コティ<COTY>　11.60（+0.05　+0.43%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美