米株価指数先物（9月限）（NY時間08:45）（日本時間21:45）
ダウ先物　44716（+158.00　+0.35％）
S＆P500　6486.75（+18.25　+0.28％）
ナスダック100先物　24024.50（+86.50　+0.36％）

　きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも上昇しており、Ｓ＆Ｐ５００とナスダックが最高値を更新した前日の流れを引き継いで始まりそうだ。

　前日の米消費者物価指数（ＣＰＩ）は、関税が警戒したほどインフレを押し上げていないとの安心感に繋がり、株式市場はポジティブな反応を示していた。９月ＦＯＭＣでの利下げ期待も９０％以上の確率で織り込んでいる。

　また、ベッセント財務長官が「９月は０．５０％ポイントの大幅利下げを実施すべき」と主張している。現段階で市場はそこまでは織り込んでいないが、その点については来週のワイオミング州ジャクソンホールで行われるＦＲＢの年次総会が何らかのヒントになりそうだ。

　ただ、株価は高バリュエーションで推移していることもあり、警鐘を鳴らす声も少なくない。「全員が楽観的になっているわけではない。８月初旬の季節的な買いが夏の株価上昇トレンドと誤解されている。労働市場や成長ストーリーへの懸念が市場で軽視されている」との警告も出ている。

　ＡＩ向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ<CRWV>が決算を受け時間外で反落。予想を下回る第３四半期の営業利益の見通しを示した。ＡＩ開発者からの需要に対応した投資継続が響いた。

　ステーブルコイン発行のサークル・インターネット<CRCL>が時間外で４日ぶりに反落。前日は決算を受けて上昇したが、本日は同社と既存株主の保有株の売り出しが明らかとなった。

　アパレルのカプリ<CPRI>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を３０ドルに設定した。

　地中海レストラン運営のカバ<CAVA>が決算を受け時間外で大幅安。レストラン既存店売上高が予想を下回ったほか、通期の同既存店売上高の見通しも下方修正した。第２四半期に顧客の外食支出が鈍化し、成長ペースが急減速した。

（NY時間08:55）（日本時間21:55）時間外
コアウィーブ<CRWV>　135.20（-13.55　-9.11%）
サークル<CRCL>　159.00（-4.21　-2.58%）
カプリ<CPRI>　20.94（+1.32　+6.73%）
カバ<CAVA>　65.60（-18.90　-22.37%）

アップル<AAPL>　230.90(+1.25　+0.54％)
マイクロソフト<MSFT>　530.76(+1.52　+0.29％)
アマゾン<AMZN>　221.81(+0.34　+0.15％)
アルファベットC<GOOG>　204.85(+0.69　+0.34％)
アルファベットA<GOOGL>　204.09(+0.75　+0.37％)
テスラ<TSLA>　342.69(+1.85　+0.54％)
メタ<META>　791.91(+1.91　+0.24％)
エヌビディア<NVDA>　183.07(-0.09　-0.05％)
ＡＭＤ<AMD>　180.45(+5.50　+3.14％)
イーライリリー<LLY>　648.49(+9.06　+1.42％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース