（NY時間09:33）（日本時間23:33）
コストコ<COST>　646.38（+15.60　+2.47%）

　会員制倉庫スーパーのコストコ<COST>が前日引け後に第１四半期の決算を発表し、既存店売上高（ガソリン・為替除く）が予想を上回ったほか、１株利益も予想を上回った。米国は冴えなかったものの、カナダや海外が好調だった。また、１株１５ドルの特別配当も発表した。

　ガランティＣＦＯは決算説明会で「第１四半期の商品価格の上昇率は緩やかで、横ばいから１％の上昇であった。前四半期は１－２％の上昇。一部の商品、特に家具のような大きくてかさばる商品の価格は運賃低下により２０－３０％下落した」と述べた。

　同社はアナリストの予想通りに、会費の値上げはしなかった。それについて同社ＣＦＯは、「会費の値上げは “もしではなくいつ”の問題ではあるが、更新率の高さは値上げの必要性がないことを意味する」と述べていた。

　今回の決算を受けてアナリストの目標株価引き上げも相次いでいる。

（１１月２６日までの１２週間・第１四半期）
・既存店売上高（ガソリン・為替除く）：3.9％（予想：3.8％）
　　米国：2.6％（予想：3.5％）
　　カナダ：8.2％（予想：6.8％）
　　海外：7.1％（予想：6.0％）
・1株利益：3.58ドル（予想：3.41ドル）
・売上高：578億ドル（予想：577億ドル）
　　会費：10.8億ドル（予想：10.9億ドル）

※日本時間１５日早朝に同社の決算速報を配信しましたが、特別配当を０．１５ドルと間違ってお伝えしました。正しくは１５ドルでした。お詫びして訂正致します。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美