2024年2月16日 1時02分
ダウ平均は続伸 押し目買いをすべきとの声も=米国株序盤
NY株式15日(NY時間10:50)(日本時間00:50)
ダウ平均 38590.20(+165.93 +0.43%)
ナスダック 15831.19(-27.96 -0.18%)
CME日経平均先物 38395(大証終比:+255 +0.66%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続伸している一方、ナスダックはマイナス圏での推移。米株式市場は米消費者物価指数(CPI)で受けた傷を急速に回復させているようだ。上昇トレンドが一旦終り、調整局面に入ったと見ている向きはいまのところ皆無の模様。そのような中で、ストラテジストからは押し目買いをすべきとの声も出ている。
「前日の相場転換は、投資家がたった1つのデータで性急に結論を出すべきでないことを示した。ここ数日で明らかになったことは数字を鵜呑みにしないということ。過去40年間を考えれば、押し目を拾うことで利益を挙げることができる」と述べている。
別のストラテジストからは「ホットなインフレ指標はソフトランディングという、われわれの基本シナリオを変えるものではない。しかし、引き続きデータを注視しており、経済指標が好調を維持すれば、利下げ開始が遅れる可能性もある」との声も聞かれた。
なお、この日発表の1月の米小売売上高は前月比0.8%減少となり、予想を大きく下回った。米国債利回りが低下しており、米株式市場の下値をサポートしている。
シスコシステムズ<CSCO>が前日引け後の決算を受け下落。ガイダンスを嫌気している模様。通期の売上高見通しを下方修正したほか、第3四半期は1株利益、売上高とも見通しが予想を下回った。同社は世界の従業員の約5%を削減する方針も示した。
農業機械のディア<DE>が下落。取引開始前に決算を発表し、農作物の価格下落により農家の設備購入資金が減少しているとして、通期純利益の見通しを下方修正した。また、通期の耕作機械の売上高見通しも下方修正している。
クラウド通信APIのトゥイリオ<TWLO>が大幅安。前日引け後に決算を発表し、第1四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことに失望感が広がっている模様。
仮想通貨市場で本日もビットコインが上値追いを続ける中で、関連株も上昇が続いている。その中でコインベース・グローバル<COIN>も買いが膨らんでいるが、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。ただ、目標株価を80ドルとしており、前日終値の半分以下となっている。
クラウドのファストリー<FSLY>が決算を受け大幅安。第1四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期も予想を下回る売上高見通しを示し、失望感に繋がっている模様。
音声AIを手掛けるサウンドハウンドAI<SOUN>が急伸。エヌビディア<NVDA>が同社に出資していることが明らかとなった。
米大手メディアのパラマウント・グローバル<PARA>が下落。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が第4四半期に同社株の持ち分を減らした。米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかとなった。
美容・健康商品開発のニュースキン・エンタープライズ<NUS>が決算を受け大幅安。第1四半期、通期とも予想を下回る見通しを示した。四半期配当の減配も発表。
本日引け後の決算はアプライド・マテリアルズ<AMAT>が予定されている。
ディア<DE> 366.37(-18.41 -4.78%)
シスコシステムズ<CSCO> 49.47(-0.81 -1.61%)
コインベース<COIN> 168.32(+7.94 +4.95%)
ファストリー<FSLY> 16.73(-6.81 -28.93%)
トゥイリオ<TWLO> 61.60(-10.67 -14.76%)
サウンドハウンドAI<SOUN> 3.32(+1.07 +47.23%)
パラマウント<PARA> 12.72(-0.47 -3.56%)
ニュースキン<NUS> 14.10(-3.34 -19.13%)
アップル<AAPL> 181.70(-2.46 -1.33%)
マイクロソフト<MSFT> 405.89(-3.60 -0.88%)
アマゾン<AMZN> 168.71(-2.27 -1.33%)
アルファベットC<GOOG> 143.15(-3.99 -2.71%)
テスラ<TSLA> 194.21(+5.50 +2.91%)
メタ<META> 480.67(+7.39 +1.56%)
AMD<AMD> 178.07(-0.63 -0.35%)
エヌビディア<NVDA> 734.09(-4.91 -0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38590.20(+165.93 +0.43%)
ナスダック 15831.19(-27.96 -0.18%)
CME日経平均先物 38395(大証終比:+255 +0.66%)
きょうの米株式市場でダウ平均は続伸している一方、ナスダックはマイナス圏での推移。米株式市場は米消費者物価指数(CPI)で受けた傷を急速に回復させているようだ。上昇トレンドが一旦終り、調整局面に入ったと見ている向きはいまのところ皆無の模様。そのような中で、ストラテジストからは押し目買いをすべきとの声も出ている。
「前日の相場転換は、投資家がたった1つのデータで性急に結論を出すべきでないことを示した。ここ数日で明らかになったことは数字を鵜呑みにしないということ。過去40年間を考えれば、押し目を拾うことで利益を挙げることができる」と述べている。
別のストラテジストからは「ホットなインフレ指標はソフトランディングという、われわれの基本シナリオを変えるものではない。しかし、引き続きデータを注視しており、経済指標が好調を維持すれば、利下げ開始が遅れる可能性もある」との声も聞かれた。
なお、この日発表の1月の米小売売上高は前月比0.8%減少となり、予想を大きく下回った。米国債利回りが低下しており、米株式市場の下値をサポートしている。
シスコシステムズ<CSCO>が前日引け後の決算を受け下落。ガイダンスを嫌気している模様。通期の売上高見通しを下方修正したほか、第3四半期は1株利益、売上高とも見通しが予想を下回った。同社は世界の従業員の約5%を削減する方針も示した。
農業機械のディア<DE>が下落。取引開始前に決算を発表し、農作物の価格下落により農家の設備購入資金が減少しているとして、通期純利益の見通しを下方修正した。また、通期の耕作機械の売上高見通しも下方修正している。
クラウド通信APIのトゥイリオ<TWLO>が大幅安。前日引け後に決算を発表し、第1四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことに失望感が広がっている模様。
仮想通貨市場で本日もビットコインが上値追いを続ける中で、関連株も上昇が続いている。その中でコインベース・グローバル<COIN>も買いが膨らんでいるが、本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。ただ、目標株価を80ドルとしており、前日終値の半分以下となっている。
クラウドのファストリー<FSLY>が決算を受け大幅安。第1四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期も予想を下回る売上高見通しを示し、失望感に繋がっている模様。
音声AIを手掛けるサウンドハウンドAI<SOUN>が急伸。エヌビディア<NVDA>が同社に出資していることが明らかとなった。
米大手メディアのパラマウント・グローバル<PARA>が下落。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が第4四半期に同社株の持ち分を減らした。米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかとなった。
美容・健康商品開発のニュースキン・エンタープライズ<NUS>が決算を受け大幅安。第1四半期、通期とも予想を下回る見通しを示した。四半期配当の減配も発表。
本日引け後の決算はアプライド・マテリアルズ<AMAT>が予定されている。
ディア<DE> 366.37(-18.41 -4.78%)
シスコシステムズ<CSCO> 49.47(-0.81 -1.61%)
コインベース<COIN> 168.32(+7.94 +4.95%)
ファストリー<FSLY> 16.73(-6.81 -28.93%)
トゥイリオ<TWLO> 61.60(-10.67 -14.76%)
サウンドハウンドAI<SOUN> 3.32(+1.07 +47.23%)
パラマウント<PARA> 12.72(-0.47 -3.56%)
ニュースキン<NUS> 14.10(-3.34 -19.13%)
アップル<AAPL> 181.70(-2.46 -1.33%)
マイクロソフト<MSFT> 405.89(-3.60 -0.88%)
アマゾン<AMZN> 168.71(-2.27 -1.33%)
アルファベットC<GOOG> 143.15(-3.99 -2.71%)
テスラ<TSLA> 194.21(+5.50 +2.91%)
メタ<META> 480.67(+7.39 +1.56%)
AMD<AMD> 178.07(-0.63 -0.35%)
エヌビディア<NVDA> 734.09(-4.91 -0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美