２８日の米株式市場で、ＮＹダウは前日比１３６．７７ドル高の４万４８５０．３５ドルと続伸した。中国企業の生成ＡＩ「ディープシーク」が米国企業にとって脅威となるとの見方から前日にエヌビディア<NVDA>が大幅安となったが、この日は自律反発狙いの買いが入って持ち直した。ハイテク株の上昇が投資家心理の回復につながり、全体相場をサポートした。

　ボーイング<BA>とゴールドマン・サックス・グループ<GS>がしっかり。ＲＴＸ<RTX>とシエナ<CIEN>が買われ、ロイヤル・カリビアン・クルーズ<RCL>が大幅高となった。半面、コカ・コーラ<KO>やプロクター・アンド・ギャンブル<PG>が軟調。グラコ<GGG>が株価水準を切り下げ、ゼネラル・モーターズ<GM>とロッキード・マーチン<LMT>が急落した。

　ナスダック総合株価指数は３９１．７５２ポイント高の１万９７３３．５８６と３日ぶり反発。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>が堅調推移。サージェリー・パートナーズ<SGRY>が急伸した、一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>は冴えない展開。テキサス・インスツルメンツ<TXN>とマイクロン・テクノロジー<MU>が値を下げ、ジェットブルー・エアウェイズ<JBLU>が下値を探った。

出所：MINKABU PRESS