電子部品やレーザー加工を手掛けるコヒレント<COHR>が６日続伸。アナリストは同社株の最近の上昇はＡＩ投資サイクルの加速から恩恵を受けるという予想によるものだと説明。「同社は忘れられたＡＩ戦士だったが、投資家に注目されつつある」と指摘した。同アナリストは今月初めに同社をハードウェアで見過ごされているＡＩ関連銘柄の１つとして取り上げていた。

　ＡＩ関連の光学部品市場は今後数年間で５０億ドル以上になると見ており、同社はその市場で２０％以上の市場シェアを持っている。同社はすでにＡＩ絡みの収益を生み出しており、主要な受益者となると予想している」と述べた。

　なお、同社は先週、電気自動車（ＥＶ）製造アプリケーションに最適な溶接の深さの精密制御に最適化した新レーザー加工ヘッド「ＰＨ２０スマートウェルド＋」を発表した。

【企業概要】
　通信・産業・航空宇宙/防衛・家電や、その他用途に応じた様々な光電子材料およびデバイスを開発・製造・販売する。製品は、光・データ・無線通信製品、３Ｄセンシング、半導体加工、熱電冷却・発電ソリューション、レーザーによる半導体ウエハー検査や切断・溶接等の材料加工など様々なアプリケーションで展開される。

（NY時間10:37）
コヒレント<COHR>　55.70（+0.83　+1.51%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美